2018年の釣り四大ニュースは…担当記者が総括

スポーツ報知
走水沖で釣れた30センチ超のアジ。東京湾では爆釣が続いている(関義丸で)

 2018年もあと数日。釣り納めは済ませましたか? 今年の釣りもいろいろありました。そこで本紙釣り担当記者が1年を振り返って、釣れた魚、釣れなかった魚をピックアップ。すると、2017年から続く黒潮の大蛇行が大きく関わっていることが浮かび上がってきました。

 ◆爆アジ@東京湾

 今年も東京湾でアジの爆釣が続いた。十数年前ならば、冬になると食いが落ちたが、最近では季節は全く関係ない。午前、午後の半日船でトップが50~60尾に達するのは、もはや当たり前。一日船ならば軽く100尾を超えてしまう。東京湾の各所で釣れるが、特に川崎沖や走水沖では40センチ近いジャンボサイズが釣れるから、面白さは抜群だ。

 好調の原因は、黒潮の大蛇行と温暖化の影響が考えられる。黒潮の大蛇行により、暖かな海流が東京湾に注ぎ込まれている。さらには温暖化で東京湾内の水温が下がりにくくなっている。水温が高いとあって、川崎沖などでは、現在も水深16~20メートルの浅場で釣れ続いている。周年、浅場で釣れるので、ライトタックルで楽しめる。アジ人気はしばらく続く見込みだ。

 ▽出船船宿 保田港弥生丸(TEL0470・55・0747)、羽田伝寿丸(TEL03・3744・5266)、金沢八景弁天屋(TEL045・701・9061)、走水港関義丸(TEL046・841・7154)。

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