タチウオ105センチ超幅広い指6本分…大阪・泉佐野

スポーツ報知
胴の幅が指6本分、105センチの良型タチウオを釣り上げた大西さん

 初釣りは4日、大阪・泉佐野市の北中通漁港から出船する大型乗合船「ブルーマックス」(TEL080・2526・5151)に乗り、タチウオ釣りに出掛けた。

 午前5時過ぎに乗船。地ノ島沖のポイントに到着した頃、ようやく辺りが明るくなった。

 水深は約60メートル。この日は中潮で流れが速く、緩い流れを探してのポイント選びらしい。それでも海面は波立つように流れていて、道糸が船の下に入った。船長から「ラインが真っすぐになるようにスプールを指で押さえながらテンヤを下ろしてください。斜めになるとオマツリします」と、何度も注意が出た。

 アタリは遠かった。「潮が濁っているから誘いを掛けてアピールを」と船長からアドバイス。シャクリを入れながらテンヤを巻き上げるとコツンとアタリが出た。その後の押さえ込みで合わせるとガツーン! 跳ね上げた穂先が水面まで引き戻されるような引き。長さ105センチ、胴の幅が指6本分近い良型タチウオが上がった。「やれやれ」。釣り開始1時間後の獲物だった。

 その後も、ゆっくり巻きだけではアタリなし。約50センチ刻みで鋭く巻き上げて止める「ゴー&ストップ」で最初のアタリを出し、ゆっくり巻きで押さえ込みを待つ方法でヒットした。両隣の人は、ゆっくり巻きで釣っていたが極端にアタリが少なかった。タチウオが“動く”テンヤに反応したのは事実だろう。

 終盤には潮が緩み、小型タチウオが釣れだした。アタリの割には掛からず、以前に買ってあった小バリのテンヤにサンマを小さくまとめて付けるとビシバシ掛かるようになり「目からウロコ」の思いだった。

 午後1時半までの釣果はタチウオ13尾(85~105センチ)とコウイカ1匹。船中トップは24尾。潮流と濁りに邪魔をされて、数が伸びない一日だった。

 今季はタチウオが好調で、いい日には50、60尾と釣れていた。これからも楽しみだ。

 問い合わせは前述の「ブルーマックス」へ。乗合船の料金は1人7000円(イワシ、氷付き。女性は1人5000円)。

(報知APG・大西 満)

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