美形ヘラブナ４１センチ来た～…大阪・堺市「へら釣り西池」

　この年末年始に大型が好調だった、大阪・堺市の管理釣り場「へら釣り西池」（ＴＥＬ０７２・２８６・５１５１）。水温低下で食い渋る時期だが、期待しながら１４日に出掛けた。

　様々なジャンルの釣りをしているが、ほとんどの場合は数釣りを楽しむ。でも、ヘラブナ釣りでは今年、自己最長寸の更新を目標にしている。

　午前１０時、長竿が振れる西桟橋で竿を出した。ワラビウドンに、この池のまぶし粉を付けて上バリ２センチズラシで開始。準備をしている間にも日当たりの良い北桟橋では、ひっきりなしに竿が曲がっていた。

　タナ取りの段階から周囲には魚の気配。でも、期待に反してアタリが出ない。待つべきかマイペースで餌を打つか、思案のしどころ。まずは餌を打って魚を寄せ、食い気が出るのを期待した。「これだ」というアタリではなかったが、微妙な反応を合わせると３０センチの小型が釣れた。

　昼食後、水温が上がってきたのか周囲でも頻繁に竿が曲がり始めた。午後３時過ぎにツンという明確なアタリ。なかなかの引きだ。慎重に長竿の曲がり具合を楽しみながら４１センチの美形を釣り上げた。この池では超大型とはいえないが、「大助」ゲットで新年の良いスタートになった。

　結局、最終釣果は４１センチを筆頭に５枚。記録更新はできなかったが、楽しい一日だった。この日、池全体での最長寸は４５・４センチで、竿頭は１５枚。また、１９日には４４・６センチを筆頭に３１枚という釣果があり、連日４０センチオーバーが顔を見せている。

　池主の田中伸幸さんは、美形の大型ヘラブナを釣らせることにこだわりを持つ。この池に通う釣り人の多くは、その心意気にほれている。

　料金は一日釣り１人２２００円、午前１０時からは１人１６００円。時間は午前７時～午後４時（３月まで）。祝日を除く金曜定休。月間タテ、土日祝日タテあり。温かいおでんなどメニューが豊富な食堂（午前１０～１１時半）、駐車場も完備。（報知ＡＰＧ・峰松　茂美）