ずらり新アイテム集結…フィッシュングショーOSAKA2019

スポーツ報知
がまかつブースで竿の試し振りをする男性

 釣りのビッグイベント、「フィッシングショーOSAKA2019」(主催・大阪釣具協同組合)が2、3日に大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された。今年も150を超える企業・団体が出展し、約6万人の釣りファンが足を運んだ。注目を集めた新製品の一部を紹介する。

 【がまかつ】今年もアユ、磯、ルアーなど各ジャンルの最新ロッドが壮観に並んだ。まずは「がま鮎 競技スペシャルV7」をご紹介。7代目に進化した競技用スペシャルロッドのコンセプトは「実戦」だ。全国各地での競技会にきっちり対応できるようチューンアップを施した。高感度を生み出すエクストラセンサー、ねじれを防ぎコントロール性能を高めるスタビライザーシステムなどを搭載。同社フィールドテスター・廣岡保貴さんが「余分な反発力を抑えて初期のアユに適した張りと粘りを持っている」と絶賛する硬中硬(9メートル)、弟の昭典さんが「オトリ操作が徹底的に追求されて水面下の状況を把握できる」とほれ込む胴抜早瀬(9メートル)、引抜早瀬(8・5、8・8、9メートル)、引抜急瀬(8・5、9、9・5メートル)の4モデルをラインアップ。価格は25~28万円(税別)。

 磯釣りでは昨秋に発売された話題のニューロッド、「がま磯 アルデナ」に0号(5・3メートル)、0・6号(5・3メートル)、1号(4・7、5、5・3メートル)が追加される。曲がって粘る伝統のがま調子を継承しながら、クセのないオールマイティーな調子を実現。操作性が高い上、魚が掛かればしっかり胴まで入り込んで引きを受け止める。また、全機種にスクリュータイプのリールシートを採用し、リールのホールド力にも優れている。幅広いラインアップで、あらゆる釣法に対応可能。価格は4万7500~5万6000円(税別)。

 「ラグゼ 桜幻 鯛テンヤ」はマダイテンヤ専用の軽量・超高感度モデル。本体チューブラ全層のメイン素材に高強度・高弾性率カーボンファイバーを採用。繊細なソリッドティップを組み合わせ、シャープな操作性と感度を両立した。安定したテンションフォールが可能で、フォール中のアタリもしっかり感知できる。S82ML、S82M、S82MH、S78Hの4機種。価格は4万2500~4万3500円(税別)。問い合わせは同社(TEL0800・222・5895)へ。

 【オーナーばり】まずは今春登場のアユ用ハリ、「妃刃(キバ)」に注目だ。ノンメッキでロングカーブのハリ先が、掛かりの良さとバレにくさを実現。美アユをがっちり掛けてキープする。近年のトーナメントを席巻している泳がせ釣りでは、どうしてもハリ先は底石などに接触して傷みやすい。フトコロの頂点からハリ先まで大きく弧を描くロングテーパー、ロングカーブ形状を採用することでハリ先の傷みやすさを軽減させている。号数は6・5、7、7・5号。90本入り、1200円(税別)。

 また、今夏発売予定の「掛獲船太刀魚テンヤ」はタチウオテンヤの決定版。ロングテーパーの鋭いフックは貫通力が抜群。軸を短くすることで回転半径が短くなり、合わせに対して素早くハリ先でタチウオをとらえられる。水切れが良く操作性の高い薄型ヘッド、低活性でも実力を発揮するショートシルエットボディーなど強力な特徴が満載だ。価格は未定。問い合わせは同社(TEL0795・22・1433)へ。

 【マルキユー】チヌ釣り用の餌に新たな逸品が登場する。「荒食いブラウン」は集魚力が高いアミエビと抜群の摂餌力を発揮する、さなぎ成分を配合した練り餌。餌取りが多い状況でもハリにしっかり残り、本命が食い込むまでチャンスが持続する。磯や波止でのフカセ釣りや紀州釣り、イカダなどでのカカリ釣りまで幅広く対応。

 また、「チヌパワーVSP」はフカセ釣り用のベース餌。チヌの食いを高め、かつ持続させるフェロモン系特殊誘引剤「ウルトラバイト・アルファ」に加え、魚の足止めができる「新MP酵母」を配合。さらにムギやコーンなど視覚にアピールする粒が拡散して中層から海底までカバーする。遠投性も抜群でハイレベルなトーナメントにも対応可能。ともにオープン価格、3月6日発売予定。問い合わせは同社(TEL048・728・0909)へ。

 【ゴーセン】老舗のラインメーカーからはトラウトアングラーにささげる極細PEライン、「FATA レゾネーターPE」が新発売。例えば2ポンドで0・09号という極細サイズなので軽量ルアーの操作が自由自在。独自のSG加工がもたらす適度な張りとコシも操作性の向上に大きく貢献している。ラインのわずかな動きを視認しやすいイエローとブラックの2色分け。価格は2、2・5、3・5ポンドが1800円で4、4・5、7ポンドが1600円(いずれも税別)。各75メートル巻き。問い合わせは同社(TEL06・7175・7119)へ。

 【RYUGI】ささめ針のルアー専用フックブランド「RYUGI」(リューギ)からは「ピアスツインブルータル」が今春発売予定だ。画期的なツインフックシステムはシングルフック2本を熱収縮チューブで束にしている構造上、フックそれぞれが負荷に応じてフレキシブルに可動。伸びや折れが発生しにくい。ヘビータックルやPEタックルなど、高負荷が掛かる状況での使用にマッチしている。また、極小アウトバーブとTCコートで貫通力も折り紙付きだ。価格は未定。問い合わせは同社(TEL0795・77・0215)へ。

 【釣研】フカセPE釣法でのラインアタリを最大に生かせる、斜めに浮く円すいウキ「ファステック PE―2N」に注目だ。水面に対して45度の傾きを保つので自然な仕掛けの入りと魚の食い込みを促進。ショック切れを防ぐ「ファステック クッション潮受」や「ファステック クッションインジケーター」との組み合わせで、より確実に刺し餌をターゲットに導く。号数は、沈め、000、00、0号の4種類。価格は1400円(税別)。問い合わせは同社(TEL093・291・2233)へ。

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