まだまだ絶好調ワカサギ453尾…奈良・布目ダム

スポーツ報知
ワカサギをズラリと掛けた元木さん。奈良・布目ダムでは好調が続いている

 奈良・布目ダムのワカサギは、いよいよ終盤。今年に入り一段と型が良くなり、釣り味は上々だ。産卵を控えた群れが接岸しつつあるようで、延べ竿でよく掛かるようになった。日が高くなると遠投に分があるが、曇りや雨の日は、手返しの良い延べ竿で数が釣れる。

 10日早朝、奈良市内では本格的に雪が降り、ダムまでの道路もうっすらと雪化粧に染まった。夜明けから「釜淵橋下」で竿を出していた元木さん(堺市)は、私が到着した午前7時頃には、もう3ケタの釣果。満水が続いている影響で釜淵橋下は3人で満員。釣友と竿を出した。

 磯竿を使った遠投仕掛けで15メートルほど沖の駆け上がりを狙った。「タナは浅めが良い」という元木さんのアドバイスに従い、6メートルから開始。ポイントより10メートルほど遠くに投げ、誘いを掛けながら本命ポイントでアタリを待った。

 しばらくするとピクピクとウキが反応。チョン、チョンと軽く誘いを掛けると、直後にまたアタリ。ここで欲張らずに竿を上げること。待ち過ぎず、スムーズな手返しで着実に数を稼ぐのが好釣果への近道だ。

 駆け上がり付近では根掛かりが多い。素早くリールを巻き上げること。アタリがなくなればタナを変え、ワカサギのいるポイントを探り続けることが大切だ。

 午前11時に納竿。釣果は100尾ほど。一方、正午に納竿した元木さんは453尾! また、「焼却場跡」や「コスモス公園」も好調で、ともに竿頭は午前中だけで150尾前後だった。

 4月の禁漁まで残り1か月あまり。一日200尾を目指して、寒さに負けずラストスパートしたい。ちなみに車には冬用タイヤの装着を忘れずに。安全な釣行を心掛けて。

 問い合わせは監視員の松田正亮さん(TEL0743・86・0055)、井上久治さん(TEL0743・86・0037)へ。電話は日中に。遊漁券は年券5000円、日券1000円。現場での購入は500円増し。(報知APG・峰松 茂美)

ライフ

×