良型来た!ヘラブナ春の便り…大阪・八尾市「中セ池」

スポーツ報知
良型ヘラブナを仕留めた常連の文能さん

 本格的な春は目前だが、池はまだ“寒の釣り”。ウキがチクッと半節入るアタリを取って大型ヘラブナを仕留めるのが、この時期のだいご味だ。

 大阪・八尾市の「中セ池」で2月16日、この池をホームにしている「土曜会」のメンバーと一緒に楽しんだ。

 午前8時半に到着。南土手で釣り座を構えた。今年、この池に来たのは4度目。大助の顔は見ていないが、毎回8枚ほどは釣っている。ワラビウドンの仕上がりやまぶし粉の配合を試すのが、楽しくなってきた。

 まずはワラビウドンを1センチ弱に切り、大粒のまぶし粉を付けた。早速、2投目から反応。落ち込みでサワリがあった。餌が着底すると食ってこないので、まぶし粉に反応している様子。ウドンにまぶし粉を吸着させるため、のりを少し混ぜた。土曜会の皆さんは35センチ級を順調に釣り上げていたが、私には食いアタリが出なかった。

 昼食後は餌をタピオカに交換。大粒でヘラブナを寄せ、小粒で食わせる作戦だ。この時期、タピオカはすぐに硬くなる。事務所の電子レンジで温めてもらった。

 餌が落ちていく間から反応があった。着底後、ゆっくりウキが上がってきて一瞬、止まった。小さいがツンと鋭いアタリ。合わせると、まずまずの引きだ。竿の曲がりを堪能しながらタモに収めたのは37.2センチの美形。その後、スレはほとんどなく7枚を追加。餌が着底した後、どのくらい待つのかが難しかった。

 土曜会の竿頭は若手の木戸さんで14枚(34~37センチ)。この日は他に40センチオーバー3枚を含む15枚という釣果もあった。

 3月に入り、水温の上昇とともに釣果は安定してきた。3日のトップは39.8センチまでを51枚。これからは良型の数釣りが期待できる。

 問い合わせは「中セ池」(TEL072・941・7690)へ。料金は大人1人2500円(入場時間によって割引あり)。3月末までの営業時間は午前7時~午後4時。第2、第3の木曜と金曜は定休。底釣り専門で餌はウドンとワラビウドンのみ(直径1センチまで)。竿は8~19尺、ハリは5号以下。(報知APG・峰松 茂美)

 ◆この日の餌 食わせ餌は自作のワラビウドン(ワラビ粉2対タピオカ1)を軟らかめに仕上げたものと円形のタピオカ(大と小)を使用。まぶし粉は、池のものにマルキユーの「粒戦」を混ぜた。

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