アマゴ入れ食い43尾…和歌山・貴志川

スポーツ報知
大西さんが和歌山・貴志川で仕留めたアマゴ。パーマークも朱点も美しいベッピンだ

 和歌山・貴志川へアマゴ釣りが解禁された2日に出掛けた。

 ここは奈良・野迫川村の大股養魚場で育った“べっぴん”アマゴを放流している。まだ今年で3年目だから知名度が低く、釣り人は少ない。

 午前6時、ようやく明るくなりかけた頃に谷口橋の上流へ入った。かなりの広さはあるが、釣り人は私ともう一人だけ。ゆっくり釣れる。「ここにはよく来る」と、その人は箱を持ってきて川原に座り、竿を出した。ウキ釣りでボツボツと掛けていた。

 気温0度。手がかじかむほどの寒さ。その人のカミに入ったがアタリはない。餌はイクラ。

 シモの緩い瀬が良さそうに見えたから移動。川はやや減水で流れは細い。水深は約25センチ。軽いオモリで仕掛けを振り込むとすぐ、目印がスーッと横に走った。軽く合わせるとギラリ、ギラギラーッと浅瀬でせん光が走った。ハリスは0・25号。強引に抜くと20センチオーバーのアマゴが飛んできた。パーマークも朱点も鮮明な、養殖魚とは思えないようなきれいなアマゴだった。

 それからは入れ食い。16~21センチのアマゴが20尾あまり、ほとんど空振りなしで釣れた。いずれもきれいな魚体で、さすがは「野迫川ブランド」だ。

 午前8時過ぎに食いは止んだ。大オモリで底に着けた餌をヒョコヒョコ動かしたりしながら数尾を追加して、竿を置いた。

 釣果は結局、43尾(16~22センチ)。型が良いからビクはいっぱいになった。他の釣り場も似たような成績で、皆さん和気あいあいといった雰囲気だった。

 明日8日には成魚100キロの追加放流を予定。餌はイクラの他にも色々と持っていた方がいいだろう。

 問い合わせは「貴志川漁業協同組合」(TEL073・495・2114)へ。入川料は日券3150円、年券5250円。

(報知APG・大西 満)

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