松坂慶子、引退考えていた…映画「空海―」完成報告会見で激白

スポーツ報知
一時は引退を決意したことを明かした松坂慶子

 女優の松坂慶子(65)が女優業からの引退を一時決意していたことが19日までに明らかになった。

 このほど中国・北京市内で行われた日中合作映画「空海―KU―KAI―美しき王妃の謎」(来年2月24日公開、チェン・カイコー監督)の完成報告会見に出演者として出席した松坂は「実は女優業は一区切りしようと思っていたんです」と引退を考えていたことを告白。「今年が女優になって50年なんです。2015年に(NHK大河ドラマ『花燃ゆ』とか(映画)『ベトナムの風に吹かれて』」とかに出て、最後の花道みたいに華やかな仕事だったわねって側の人には言っていたんです。だから、一区切りしようかなって」。驚きの言葉で記者団をザワつかせた。

 ところが、16年4月に以前から憧れていたチェン監督が松坂の代表作「蒲田行進曲」のファンであったことから出演オファーを受け、翻意したと説明する。「夢かと思いました」。染谷将太(25)が遣唐使・空海として主演し、怪事件を追いながら絶世の美女・楊貴妃をめぐる謎に迫る作品。阿部寛(53)が演じる遣唐使・阿倍仲麻呂の側室である白玲役で、変わらぬ美貌を披露している松坂。「新しい世界でした。監督はあたたかい現場で役に生きられるようにしてカメラの前に立たせてくれました。役になりきるってこういうことなのかと自然と思える仕事が出来ました。だから、もう1回やってみようと大きくUターンしました。ありがたい出会いでした」と笑顔で思いを吐露。衰え知らずの美しさを今後も見せてくれそうだ。

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