元ニコラモデル・大谷凜香、いじめっ子役で女優デビュー「朝ドラのヒロインやりたい」

スポーツ報知
女優デビューする大谷凜香

 モデルの大谷凜香(18)が、4月7日公開の映画「ミスミソウ」(内藤瑛亮監督)で女優デビューすることが20日、分かった。

 転校した中学校で壮絶ないじめを受け、心が崩壊した野咲春花(山田杏奈)の残虐な復讐(ふくしゅう)劇を描くバイオレンス作。演技初挑戦の大谷は、いじめっ子のボス的存在・小黒妙子を演じる。「死ねよ」など暴力的なセリフ、残酷ないじめのシーンに挑戦。「役に共感するのが難しかったけど、普段の自分と180度違うので逆になりきれた」と笑顔を見せた。

 オーディションで約1000人から大役を射止めた。昨年3月からの撮影では内藤監督の直接指導、宿泊先で同部屋の山田と演技を特訓。人生で初めて髪を金色に染め、レギュラー出演中のテレビ東京系「ポケモンの家あつまる?」(日曜・前8時)での明るいキャラとは一味違うクールで鋭い表情を作り上げた。自己採点は「65点」と控えめだが、内藤監督から「彼女の表情が物語が持つ繊細さを豊かに表した」と絶賛された。

 大谷は4歳から始めた空手は初段、中学は野球部でプレーするなどスポーツ万能な一方で、幼少期から芸能界に憧れた。中1の時に雑誌「ニコラ」のモデルオーディションに合格。中3の頃、同誌専属モデルの同級生で女優としても活躍中で、今年4月スタートのNHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインを演じる永野芽郁(18)らから刺激を受け、本格的に女優を志した。

 理想の女優は、所属事務所の先輩・栗山千明(33)。「目標は目力や存在感で作品に刺激を与える女優さん。モデルと女優を全力で勉強して、いつか朝ドラのヒロインをやりたい」と大きな夢を掲げた。

 ◆大谷 凜香(おおたに・りんか)1999年12月24日、宮城・仙台市生まれ。18歳。2012年からファッション雑誌「ニコラ」の専属モデルを務める(16年に卒業)。15年からテレビ東京系「ポケモンの家あつまる?」にレギュラー出演。学習院大のスチール広告モデルなどを務める。趣味は野球観戦で、楽天・則本昂大のファン。愛称は「りんりん」。身長164センチ。血液型A。

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