丸本莉子、初カバーアルバムでユーミン級歌声生かす

スポーツ報知
初カバーアルバムを発売した丸本莉子

 シンガー・ソングライターの丸本莉子(27)が、28日発売の初カバーアルバム「COVER SONGS」で吉田拓郎(71)、コブクロ、スキマスイッチらの名曲12曲をカバーしたことが2日、分かった。

 「長く愛され続ける男性ボーカリストの名曲を、女性視点で歌う」をコンセプトに制作。15年のメジャーデビュー後、アルバムには必ずカバー曲を取り入れるなど、思い入れも強い。今作では、邦楽歌手としてコブクロの「風」を初カバー。吉田の「今日までそして明日から」、スキマスイッチ「奏(かなで)」など12曲が収録された。彼女のために一肌脱ごうと、ユニコーン・手島いさむ(54)がギター演奏で「デーゲーム」に、キンモクセイ・伊藤俊吾(41)がバックボーカルとして「二人のアカボシ」に参加している。

 丸本は、伸びやかで透き通るような歌声の持ち主。「声に癒やされる」とデビュー前から音楽関係者の間で話題になり、日本音響研究所に音声分析を依頼した結果、弦楽器のビオラに見られるような高い周波数を持ち、聴く人に温かみや音の厚みを感じさせる特徴を持った音声と分析された。歌手では松任谷由実(64)、井上陽水(69)の周波数に近いことも判明した。

 丸本は「青春真っただ中に聴いていた名曲をカバーさせていただきました。私の声で懐かしい気持ちになったり、新しい思い出に寄り添えるよう思いを込めて歌いました。アレンジも新鮮で、素晴らしい作品になりました」とコメントした。

 ◆MVには安田大サーカス・クロちゃん出演

 丸本は、iTunes Store限定の事前予約特典として嘉門タツオ(58)の「なごり寿司」をカバーし、ミュージックビデオ(MV)を制作した。この曲は、いるか(67)の「なごり雪」を替え歌カバーしたもの。寿司屋でホステスを口説くが、結局貢がされて終わるという歌詞に沿ったストーリー。MV初主演の安田大サーカス・クロちゃん(41)は「莉子ちゃんの歌とクロちゃんの演技で二重に楽しんでください」とコメント。数々のドッキリを仕掛けられただけあって、撮影中も周囲を不審がっていたという。

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