ガッキー、ハセキョーらの所属事務所社長「ホームは浅草」のスター育てたい

2018年2月9日16時0分  スポーツ報知
  • レプロエンタテインメントの若手女優が多数出演する名物公演「ローファーズハイ!」

 先月スタートした演劇企画「感動のHo!庫」。第2回は女優の新垣結衣(29)、長谷川京子(39)らが所属する芸能事務所・レプロエンタテインメントが昨年3月、東京・浅草に開業した小劇場「浅草九(きゅう)劇」を特集する。同社の本間憲社長(57)に、小劇場設立の意図や、今後の可能性を聞いた。(土屋 孝裕)

 芸能の聖地・浅草に客席数100の新たな劇場がオープンして1年。すでに今年いっぱいは公演の予約が埋まっている盛況ぶりで、浅草の街に新しい風を吹かせている。

 本間社長が劇場設立を頭に描き始めたのは約5年前。「ネット時代になって、ただキレイとか格好いいだけでは、なかなか伸びていかないと感じていたんです。ちゃんと芝居をできる子に育てるにはどうすればいいか。身内が見るレッスンだけでは本当の鍛錬にはならない。スポーツでも試合をやってなんぼですから。俳優にとっては舞台が唯一のライブ活動。小さくてもいいから、自分で劇場を持つしかないのかなと。ネット時代だからこそ、逆張りの発想でリアルな場は注目されるから持っておきたかったんです」

 演じる人、創る人、観る人、旅する人、迎える人、旅に憧れる人、暮らす人、通過する人、留まる人、三者三様九重の個性が出会い、生まれる場所を目指し「九」の文字を使った。

 その2年後、多くの大衆芸能を生み出した浅草に土地を見つけた。「(小劇場が多い)下北沢は盛り上がっているので、そこにウチが行くのも違うと思っていた。浅草は一時期の勢いはなくなっていたけど、逆に面白いかなと。芸能発祥の地に敬意を表した意味もあります」

 開業にあたり、大きく意識したのは3点。所属する若手の鍛錬、リアルな場の提供、小劇場の若手の才能と、テレビを中心に活躍する女優とのコラボレーションだ。こけら落とし公演は看板女優の1人、川島海荷(23)が劇団「ベッド&メイキングス」の作品に出演。その後、所属の若手女優による公演「ローファーズハイ!」を定期的に上演。「これからの人を応援したいという一定の層はいる。おかげさまで青田買いを楽しんでもらってます」。主催公演だけでなく、貸し館事業もバランス良く行うことで採算をとっている。

 「そう遠くない将来、ここからスターが生まれて『ホームは浅草なんです』ってなったらうれしい」と未来のスターを育てることは大きな目標だが、「九劇」の広がり、ブランド化の夢も描いている。

 「ここで作ったひな型を全国に広げていきたいんです。劇場をつくりたい、劇場はあるけどソフトがない、といった地方の関係者と連携できたら。地方でできるようになると、小劇場の才能持った人が(経済的に)だいぶ余裕ができる。才能を育てるのも使命だと思ってますから。例えば祇園九劇とか『○○九劇』という形で全国にできていけば最高ですね」

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