「楽しいことしかなかった。一人じゃなかったですから」…渋谷すばる会見での一問一答

スポーツ報知
会見する関ジャニ∞(左から)渋谷すばる、錦戸亮

 人気グループ「関ジャニ∞」が15日午前、都内で会見し、リードボーカルの渋谷すばる(36)が18年末をもってジャニーズ事務所を退社することを発表した。5月30日発売の5年半ぶりのベストアルバム「GR8EST(グレイテスト)」が7人の関ジャニ∞としての最後の作品。7月15日に始まる5大ドームツアーからは6人体制で臨む。

 ◆渋谷すばるに聞く

―具体的にどんな音楽を目指したいか。いつ頃、何がきっかけで決断したか

 考え始めたのは35歳を過ぎたあたりから。年齢的なタイミングで。人生半分ぐらい来たのかな、とぼんやりと考え始めたのが最初です。自分の中で意思が固まったと感じたのは、今年の1月あたり。意思が固まった以上は、なるべく早くお伝えしないと、ご迷惑が大きくなってしまうのでこのタイミングになった。音楽をちゃんと勉強したことがない。音楽の学校なのか、そういう所に行って学びたい。

―関ジャニ∞にいては、できないことだったか

 音楽の学校に通うことですかね。できる、できないで言えば、できなくはないと思います。

―辞める決断には特別な思いがあったか

 音楽が好きで活動してきた。ここ最近は、グループとしても個人としても音楽の活動をたくさんさせて頂きました。自分としては、すごく命懸けでやらせて頂いたつもり。その経験があったからこそ、ここから先の人生は自分だけの責任でどこまでやれるか―に懸けてみたいと思いました。

―脱退を決断するきっかけになった活動は

 これがきっかけというのはないですが、最近の音楽活動があった上で、自分の中では、21年間が全て(で決断した)という感覚です。いろいろな音楽活動をさせて頂けたのが、自分の中では大きいです。

―バラエティー番組出演が嫌だったという報道もあったが

 責任を持って、否定させて頂きます

―関ジャニ∞の存在は

 自分の中では、大切で大きい存在。家族より長い時間を共に過ごしてきた人たち。中途半端な覚悟や中途半端な思いでは、何一つできない。何をするにも全員、命懸けで取り組んできたからこそ今がある。自分もその経験があったから、今回の決断に至った。(メンバーには)心からの感謝と、心からの申し訳ない気持ちです。

―21年間のジャニーズ事務所での経験を振り返って

 いろいろな経験をさせてもらった。15歳からの21年間、多感な時期も含めて。ジャニーズという所でお仕事をさせて頂いて、自分という人間が作り上げられてきた。そうですね…。感謝しかない。ジャニーズ事務所、関ジャニ∞で活動させて頂けたことは自分の誇りでしかない。今後の人生も、感謝と誇りを胸に生きていきたい。

―メンバーの壇上での言葉を聞いて

 感謝と申し訳なさです。どんな理由であれ、決断だとしても迷惑をかけてしまうので、ただただ申し訳ない気持ちしかない。にもかかわらず、一人ひとりから「頑張って来いよ」という気持ちを感じ取れた。感謝しかありません。

―しんどかったことは

 う~ん…。楽しいことしかなかったですね。一人じゃなかったですから。ありがたいことに、仲間がずっと横にいてくれた。誰かがつらそうな時、助け合ってきたのがこのグループの良いところ。大阪から一緒に出て来た、絆の深い仲間。楽しい、いい時間がほとんどでした。

―海外拠点の場所はどこで、どのようなジャンルの音楽を目指すか

 音楽の学校とはいえ、いろいろな所があると思う。語学を含めて学びたい。場所はこれから決めて行こうと思う。(現地で)学びながら、自分の音楽表現、自分から出て来るものを音楽として形にしていきたい。

―具体的な地域は

 英語圏の方がいいかなと、漠然と思っている。英語は世界共通語なので。取得したい。

―いつ頃から出発するか

 自分の活動の最後がどこになるか、その辺が見えてきたら決めよう思う。

―ジャニー喜多川社長には

 電話で「こういう(脱退という)決断をさせて頂きました」と、伝えさせて頂きました

―具体的には

 決断への経緯と、今まで育てて頂いた感謝の気持ちをお伝えしました。「決めた以上は応援するしかない。頑張りなさい」という言葉を頂きました。

―いつぐらいに

 2日前(4月13日)にですね。

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