広島出身の角川博、衣笠さんのサインバットが「家宝」“優しい鉄人”悼む

スポーツ報知
角川博

 広島市出身の歌手・角川博(64)が24日、事務所を通じ、23日に亡くなったプロ野球元広島の“鉄人”衣笠祥雄(さちお)さんを悼むコメントを発表した。

 以下はコメント全文。

 突然の訃報に驚きと悲しみでいっぱいです。

 つい最近も試合の解説で出ておいででしたが、その時のお声がいつもと違うような気がして少しご体調が気になっていた矢先の訃報で、驚いております。

 私のデビュー当時から、お会いしたときにはいつも優しく声をかけて下さる優しい方でした。約30年前に地元で私の両親と食事をしていた際、偶然お会いしたことがあったのですが、その時も気さくに声をかけて下さり両親も大喜び大きな親孝行をさせて頂きました。野球人として日本の宝だったことは言うまでもありませんが、広島以外のご出身の方でこれほど広島県民に愛された方はいないのではないでしょうか。

 そんな“優しい鉄人”とお会いした日々が昨日のことのように思い出されます。

 衣笠さんが現役時代、球場へ応援に行った際バットにサインを頂きそれを家宝にしておりますが、今そのバットを見るとあの優しいお声が聞こえてくるような気が致します。

 ご冥福をお祈りいたします。

 角川博

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