倍賞千恵子&藤竜也、夫婦役で映画初共演

スポーツ報知
「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」での倍賞千恵子(中央)と藤竜也(左)。右は市川実日子

 女優・倍賞千恵子(76)と俳優・藤竜也(76)が来年公開作「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」(小林聖太郎監督)で、夫婦役で映画初共演することが26日、分かった。

 西炯子(けいこ)さんの人気漫画が原作。子ども3人を育て、猫一匹と一緒に暮らす結婚44年の夫婦を描く。妻が亭主関白な夫と離婚したい気持ちを娘(市川実日子)に打ち明け、物語は展開。岐路に立たされた熟年夫婦の内面を細やかに描く。

 倍賞と藤はそれぞれ松竹、日活で看板俳優として人気を集め、その後も第一線で活躍してきたが映画は初顔合わせとなる。

 自宅が近い縁もあり、以前より家族ぐるみでの交流を続けてきた。倍賞は「藤さんとは自然に共演できた。熟年離婚の願望を持っている人は多いはず」といい、新しい人生を切り開く場面もあることから「私はこの作品をラブロマンスだと思う」と話す。藤も「とてもやりがいのある役。亭主関白の役なのに、ふと倍賞さんの顔を見ると優しくなってしまい、監督に何度か『ダメです』と注意されました」と話すなど、和やかムードで撮影は行われたという。

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