あの世にも歌劇団が存在!? 宝塚星組・紅ゆずる「最後はほのぼのさが伝われば」

2018年4月27日18時52分  スポーツ報知
  • あの世にある「冥途歌劇団」を見学する(左から)徳三郎(礼真琴)、康次郎(紅ゆずる)、喜六(七海ひろき)

 宝塚歌劇星組公演「ANOTHER WORLD」「Killer Rouge」が27日、兵庫・宝塚大劇場で初日の幕を開けた。

 「ANOTHER―」は、上方落語の大ネタ「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」をベースに、ほぼ“あの世”の舞台設定で進行する落語ミュージカル。これまでも「くらわんか」や「やらずの雨」など落語を題材にした作品を多く手掛けたベテラン演出家・谷正純氏が、長く温めていた構想を大劇場で実現させた。

 恋患いをこじらせて死に、一目ぼれの相手とあの世で会おうとする主人公・康次郎を、星組トップスター・紅ゆずるが、笑いたっぷりに好演。「あの世はとても楽しいところでは。そこで生きている…死んでいるんですけど(笑い)。そういう部分が出て、最後は『いい物語だったね』と、ほのぼのさが伝われば」と紅。

 タカラヅカで描かれる“あの世”では、創設者・小林一三氏(1957年死去)が「冥途(めいど)歌劇団」を設立。「ベルサイユのばら」の演出家・植田紳爾氏(85)が「近日来演」するという、落語ネタさながらのブラックジョークも飛び出した。

 また、恋患いを題材にしたネタ「崇徳院」の物語を、紅とトップ娘役・綺咲愛里(きさき・あいり)が、人形浄瑠璃のように表現する場面も。紅は「歌舞伎っぽい言い回しだったり、演劇のいろんなジャンルが引っ張り込まれた作品です」と話した。

 一方、ショーの「Killer―」は10、11月の台湾公演でも上演されるとあって、「星秀煌紅」のタイトルロゴが掲示された。“火炎竜”のような、背びれ付きの赤い衣装で、情熱的に舞い踊った。

 また、本公演で第104期生40人がデビュー。上演前には正装の緑のはかま姿で口上を述べ、「Killer―」では桜色の衣装で元気よく、ラインダンスのロケットを繰り出した。

 6月4日まで。東京宝塚劇場では6月22日~7月22日に上演。

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