池間夏海、映画「ニセコイ」陰のヒロイン抜てき…「シーブリーズ」CM話題の沖縄出身15歳

スポーツ報知
大役に抜てきされ意気込む池間夏海

 「シーブリーズ」のCMなどで話題の新人女優・池間夏海(いけま・なつみ=15)が、人気コミックを実写化した映画「ニセコイ」(河合勇人監督、12月21日公開)のメインキャストに抜てきされたことが3日、分かった。主演のSexy Zone・中島健人(24)、女優の中条あやみ(21)らと三角関係を繰り広げる“陰のヒロイン”。中学卒業を機に、この春沖縄から上京した南国の美少女が芸能界に旋風を巻き起こす。

 沖縄の海と風に育まれた原石が、いよいよ輝きを放つ時がやってきた。映画は4月下旬にクランクイン。東京での本格始動に池間は「上京して大きなお仕事が決まるのはすごくうれしいこと。頑張ろうと思います」と身を引き締める。

 累計1300万部を超える人気ラブコメ漫画が原作。池間が抜てきされたのは、主人公の一条楽(中島)と桐崎千棘(ちとげ=中条)の同級生の小野寺小咲(こさき)役。楽とは相思相愛だが互いの思いに気づかず、ストーリーのクライマックスの鍵を握る。原作漫画では千棘に匹敵する人気で、読者の人気投票では何度も1位に輝いた陰のヒロイン。池間も「『わたしがあの小野寺!?』とビックリしました。彼女は、女の子の中の女の子で、ちょっと不器用で、いろんな人に壁を作らないところを大事に演じていきたい」と語る。

 同作の平野隆プロデューサーによると、原作ファンの多い小野寺役の実写化にあたり「有名無名を問わず、日本中で純粋無垢(むく)な少女“小咲”を探していた」なかで、あるミュージックビデオに出演する池間を発見。「映画『ニセコイ』で10年に一人のスターが誕生する予感がします」と太鼓判を押した。

 人見知りだった当時の池間を心配した母親が沖縄の芸能プロダクションに所属させたことから子役として活動。地元のCMなどにはたびたび出演しており、沖縄ではよく知られた美少女だ。小3時に潜在能力を見抜いたライジングプロダクションと契約を結んではいたが、あくまでも学業を優先させており、義務教育の終了を待って3月末に上京。本格始動の運びとなった。

 「電車に乗るのはまだ慣れないです。人も多くて毎日がお祭りの日みたい」と初々しく語るが、「シーブリーズ」や「マクドナルド」など大手のCMにも次々に出演し、人気女優への階段を着々と上がっている。「新垣結衣さんや広瀬すずさんのような、心に響くお芝居をされる方が目標。歌やダンスも経験を積んできたので、そういった表現もできる役に巡り合ってみたい」と池間。「夏海」という名にふさわしい澄んだ瞳の先には、キラキラした未来が広がっている。

 ◆池間 夏海(いけま・なつみ)2002年7月10日、沖縄県生まれ。15歳。5歳から子役モデルとして沖縄県内で活動し、地元のCMや13年の日本テレビ系「斉藤さん2」などに出演。17年にはロックバンド「サイダーガール」のイメージガールを務めた。趣味はお笑いの動画を見ること。身長160センチ。

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