伊藤英明「立派な俳優になって、もう一度『小笠原明男』という名を光らせたい」

スポーツ報知
小笠原さんの告別式に参列した伊藤英明

 8日に大腸がんのため死去した、芸能事務所「エー・チーム」の代表取締役社長・小笠原明男(おがさわら・あきお)さん(享年62)の葬儀・告別式が12日、青山葬儀所で営まれ、芸能関係者らゆかりの600人が参列した。

 駆け出しの頃から同社に所属し、小笠原さんを“育ての親”と慕う伊藤英明(42)は、「自分の父よりも大きな存在でした」。目に涙をためながら「立派な俳優になって、もう一度『小笠原明男』という名を光らせて、(伊藤を)育てて良かったと言われるようにしたい」と決意を新たにした。

岩城滉一「さみしいよ」 50年来の親交があり、所属タレントでもある岩城滉一(67)は「これからって時だったのに残念。明男、さみしいよ…」としんみり。歌手のDAIGO(40)も「小笠原さんがいなかったら、僕もどうなっていたか分からない。結婚した時もすごく喜んでくださった」と振り返った。

滝田監督「涙止まらない」 ひつぎには、生前大好きだったゴルフのグローブや映画「おくりびと」のポスター、おにぎりなどが納められた。「おくりびと」のメガホンを執った滝田洋二郎監督(62)は弔辞で「明男ちゃんから『いい企画がある』と勧められた『おくりびと』。いっぱい納棺のシーンを撮ったけど、明男ちゃんの納棺を見ていたら涙が止まらなかった」と盟友の死を悼んだ。

 出棺時には「おくりびと」のピアノ曲が流された。自分の家族のように愛を注いだ所属タレントらにひつぎを抱えられ、天使の羽根をかたどった紙吹雪が空に舞う中、天国に旅立った。

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