宝塚月組スター・月城かなと 初東上作開幕「喜びと責任感を感じました」

スポーツ報知
フィッツジェラルド役に挑んだ月城かなと(右)と妻ゼルダ役の海乃美月

 宝塚歌劇月組の3番手スター・月城(つきしろ)かなとが主演する「THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~ フィッツジェラルド最後の一日」(作&演出・植田景子)が14日、東京・日本青年館ホールで開幕した。

 今年で入団10年目を迎えた月城の初の外部劇場主演作。2004年に宙組(主演・大和悠河)、月組(同・大空祐飛)が宝塚バウホールで上演し、06年に大空が再演して以来、12年ぶりの上演となった。バウ公演では2度の主演経験がある月城は、初の東上作に「バウホールとは規模も全然違う。東京のお客様に見ていただける喜びと、大きな劇場で、という責任感を感じました」と意気込んで臨んだ。

 「華麗なるギャツビー」などで1920年代の米文学界をリードした小説家スコット・フィッツジェラルドが、栄光の日々から転落して、44歳であっけない死を遂げるまでを描く。2018年に生きる役者・TSUKISHIRO(月城)が、フィッツジェラルドの生涯を2時間でどう表現するか、という構成で「演じる側としても面白い。彼の作品は現代でも読まれていますが、残したかった思いを私が少しでも体現して、スコットにお届けできればなと思います」と話した。

 20日まで。大阪公演は、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで30日~7月8日。

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