田中麗奈、娘から「ママと言われたい」スポーツ報知特選試写会「幼な子われらに生まれ」

スポーツ報知
来場した田中麗奈と三島有紀子監督(右)

 「第71回スポーツ報知特選試写会」(特別協賛・カメイ株式会社、協賛・写光レンタル販売)が26日、仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城で行われた。

 今回は「第42回報知映画賞 2部門受賞記念特別上映」と銘打ち、昨年8月に全国公開された「幼な子われらに生まれ」を上映。ゲストとして、同作品で助演女優賞を受賞した田中麗奈(38)と、監督賞受賞の三島有紀子監督(49)が来場し、舞台あいさつを行った。

 原作は直木賞作家の重松清氏が1996年に発表した同名小説。バツイチで元妻との間に子どもを持つ商社マン・信が、同じ再婚である妻やその連れ子、妻の元夫らも絡んだ複雑な人間関係の中で、新しい“家族”を作っていくヒューマンストーリーだ。

 主人公の信の妻・奈苗を演じた田中は「娘(役)から本当にママと言ってもらえるような関係性にできたらいいなと思って、撮影の合間もずっと触れ合っていました」と、撮影当時を振り返った。また、三島監督は「日本でも離婚率や再婚率が増え、多くの外国人も日本で暮らすようになってきた。血のつながりも大事だけど、それ以外のつながりももう1度考えた方が良いのでは…という思いがあり、こういう関係の家族を描きたいと思った」と、この作品を作るに至った思いを明かした。また、映画を見た原作者の重松氏から「ありがとう。作品が喜んでます」と言葉を掛けられたエピソードを披露した。

芸能

×