慶大法学部卒の“ベルギー住んでた芸人”「ゲオルギー」吉川遼はどっちを応援?

スポーツ報知
ベルギーの有名ブランドのチョコレートを食べる「ゲオルギー」の吉川遼(左)と広永陸

 サッカーW杯ロシア大会の日本・ベルギー戦が注目を集める中、スポーツ報知では“ベルギー住んでた芸人”を発見した。結成7年目のお笑いコンビ「ゲオルギー」の吉川遼(29)だ。30日に都内で単独ライブを行った直後の2人を直撃した。

 単独ライブ後にもかかわらず、汗だくの相方・広永陸(29)と違って、髪形も整った、スマートないでたちで現れた吉川。父親の仕事の関係で小6から中3までベルギーで生活。慶大法学部に進学し、お笑いサークルに所属したことがきっかけでお笑いの道へ進んだ。コンビはコントを得意とし、ボケ担当の吉川が外国人などに扮(ふん)し、広永とシュール会話を繰り広げ、笑いを誘う。

 サッカーに関する知識はほぼゼロという2人に「どちらを応援するか?」と問うと、吉川は「思春期まっただ中を過ごして、僕の青春はベルギーにある。ベルギーの女の子に初恋もしたので、敵にしたくない」とし、「僕はベルギーを応援します」と、まさかの「赤い悪魔」支持を宣言。相方の“暴走”をフォローするかのように広永は「僕は日本を応援します」。

 W杯の試合のたびに渋谷のスクランブル交差点は熱狂に包まれるが、吉川は「ベルギーが勝ったときに僕だけ交差点に出て喜ぶことになってしまうので、行けない」と苦笑い。2日深夜3時キックオフの試合はどこで観戦するかは思案中だ。

 地上波のテレビ出演経験すらない「ゲオルギー」だが、夢は海外進出だ。英語をあやつり、中国語やフランス語を多少話せる吉川は「ベルギーにはお笑い芸人があまりいない。テレビは一般人にドッキリを引っかける程度」と分析し、「サッカーの勢いに乗ってベルギー進出を狙いたい」。広永も「僕がネタを書いて、(吉川が)翻訳する」とサポートする構え。応援するのはベルギーだが、西野ジャパンの快進撃にはしっかり乗るつもりだ。

 ◆ゲオルギー 慶大お笑いサークルで知り合ったボケ担当の吉川遼(よしかわ・りょう、29)とツッコミ担当の広永陸(ひろなが・りく、29)が、東京NSCを経て、2012年に結成。シュールなコントを得意とする。吉川は1988年12月11日、東京都出身。29歳。慶大卒。ベルギーの他に0~5歳まで米国居住歴あり。168センチ、52キロ。血液型B。広永は1988年7月9日、茨城県土浦市出身。29歳。大正大卒。165センチ、48キロ。血液型A

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