吉本興業、“過疎地域”北海道下川町と新プロジェクト

スポーツ報知
北海道下川町との連携協定発表会見に出席した吉本興業・大崎洋CEO

 吉本興業が2日、都内で、北海道下川町とSDGs推進における連携協定発表会見を行った。

 SDGsは「貧困や飢餓の根絶」「質の高い教育の実現」など世界が16年から30年までに達成すべき17の環境や開発に関する国際目標。2015年に国連で全会一致で採択された。

 昨年12月に発表された第1回「ジャパンSDGsアワード」で最高賞にあたるSDGs推進本部長賞を受賞した下川町と、特別賞にあたるSDGsパートナーシップ賞を受賞した吉本興業が連携協定を締結した。

 下川町は、人口約3400人で、森林が面積の9割を占める。高齢化率39%の過疎地域だが、森林産業の構築、超高齢化対応社会の創造に取り組んでいる。このほど、下川町民と吉本興業のエンターテインメントの発信力を生かした「プロジェクト“下川町株式会社”」を立ち上げ、町の魅力を広めていく。

 同町出身で、今年2月の平昌五輪で冬季史上最多8度目の五輪出場を果たした葛西紀明(46)がこの日の会見でVTR出演。「ほぼ自然で釣りだったり、クワガタ採りとかやっていた」と幼少期を振り返り「より一層、下川町が発展すると思うし、全国にその名が知れ渡ると思う」と期待した。

 吉本興業の大崎洋CEO(64)は会見で、「さきほど、下川町の方にサウナのタダ券をいただいた」とボケると、司会を務めた「千鳥」のノブ(38)に「サウナの話はいいですから」と突っ込まれた。大崎CEOは「こんな若い子にも言われるようになった、私も」とぼやきながらも、「これを機会に私たち社員やスタッフ、芸人さんが足しげく下川町に通って、いろんなプロジェクトを発足させたい」と話した。

 同席したお笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のまひる(24)は、SDGsの取り組みについて「最初は難しいかなと思ったけど、まずは知ることが大事だと思った。私たちにもできることが有る」と真面目にPRした。

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