林家三平、優しく鋭い大喜利指南…桂歌丸さん死去

スポーツ報知
17年、歌丸さんの復帰を祝った(前列左から、三遊亭円楽、林家木久扇、1人おいて三遊亭好楽、後列左から、林家三平、林家たい平、三遊亭小遊三、春風亭昇太、山田隆夫

 日本テレビ系演芸番組「笑点」などで人気を博した落語家の桂歌丸(かつら・うたまる、本名・椎名巌=しいな・いわお)さんが2日午前11時43分、慢性閉塞性肺疾患のため横浜市内の病院で死去した。81歳だった。1966年放送開始の日本テレビ系「笑点」の初代メンバーで、司会としても、お茶の間から絶大な人気を得た。近年は肺炎などで入退院を繰り返しながらも高座に上がり続けた。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は妻の椎名冨士子(しいな・ふじこ)さん。お別れの会を11日午後2時から、横浜市港北区の妙蓮寺で開く。

 林家三平「メンバーに入ったばかりの私に、いつも温かい言葉をかけて下さった事、一生忘れません。そして、私の家族までいつも気にかけて下さいました。『お母さんは苦労したから大切にね』『美どりのお姉ちゃん、なんとかしなさいな、峰(竜太)さんがありゃ可哀相(かわいそう)だよ』と思わず笑顔になる一言が収録現場で緊張する私の肩の力を抜いて下さいました。『慌てず、急がず、自分のペースで』『ローマと一緒、大喜利も1日にしてならず』、優しく鋭い指南もして下さいました。師匠、本当に本当にありがとうございました」

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