テレ朝幹部「幸色のワンルーム」放送中止は「総合的な判断」

スポーツ報知
テレビ朝日

 テレビ朝日の角南源五社長(61)の定例会見が3日、東京・六本木の同局で行われた。

 同局が6月18日、7月開始予定だった連続ドラマ「幸色のワンルーム」の放送を取りやめることを発表したことについて、編成担当の亀山慶二専務は「ABCの制作ドラマですが、総合的な判断として放送を見送るという判断になりました」と話した。

 同ドラマの原作は2016年9月から「世の中いろんな人がいると言う話」というタイトルでツイッターに投稿された作品で、17年2月からは漫画サイト「ガンガンpixivコミック」で連載開始。コミックスは累計75万部を突破している。

 両親から虐待、同級生からイジメ、教師から性的暴行を受け、行き場を失った14歳の少女が、ある日、マスク姿の“お兄さん”に誘拐され、「幸」という名をもらい、同居生活を送るという物語。

 今回のテレビ朝日の放送取りやめについて、一部で「実際の誘拐事件の被害者を傷つける可能性がある」「誘拐を肯定している」などの批判が事前に広まったことが影響したという見方が浮上していた。

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