乃木坂、史上初「神宮―秩父宮」2会場同時“シンクロ”ライブ 白石麻衣は3往復

スポーツ報知
秩父宮ラグビー場から神宮球場へ、自転車で移動する白石麻衣(後方は星野みなみ)

 乃木坂46が8日、東京・外苑前の神宮球場と秩父宮ラグビー場で「真夏の全国ツアー2018」の東京公演を行った。2会場での同時ライブ開催は史上初の試みだ。

 神宮の3万5000人と秩父宮の2万5000人。計6万人の大歓声が神宮の空に響いた。最新曲「シンクロニシティ」の意味(共時性、同時性)にちなんで考案されたライブ。メンバーは数人ずつが両会場を行き来して同じ曲を熱唱した。

 センターの白石麻衣(25)は秩父宮からスタート。6曲目の「走れ!Bicycle」で「待っててね~」と呼びかけながらマイク付きの特注自転車にまたがった。曲を歌いながら神宮へ。両会場の距離は約200メートル。間にあるテニスコートに作られた専用通路を使用して約2分かけて移動した。

 白石はメンバー最多の3往復、合計1・2キロを激走した。秩父宮で4回、神宮で3回公演し両会場のファンを盛り上げた。さらに移動中の通路では外のファンにも手を振って声援に応えるなど大車輪の活躍を見せた。他のメンバーも自転車のない場合はダッシュで移動。暑さと運動量で汗だくになりながらパフォーマンスした。

 音響も考慮された。近い会場で大音量がぶつかり合わないように、秩父宮の会場ではスピーカーの向きを神宮球場とは反対側の東京メトロ・外苑前駅方向へ。両会場ではお互いの音が聞こえることは、ほぼなかった。細心の準備とメンバーの努力で東京ドーム以上の観客動員を実現。3日間公演で18万人を集めた。

 この日は「インフルエンサー」「裸足でSummer」など30曲以上を熱唱。またこの日タイトルが発表された新曲「ジコチューで行こう!」(8月8日発売)も初披露した。今、最も勢いに乗るグループが史上初の「シンクロライブ」を大成功させた。

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