歌舞伎鑑賞教室、600万人達成! 中村時蔵「また来ないと食べちゃうぞー」と挨拶

スポーツ報知
八岐大蛇(やまたのおろち)姿で挨拶する中村時蔵。節目の来場者、鎌倉女子大高等部の生徒3人には記念の錦絵と劇場マスコット「くろごちゃん」のぬいぐるみが贈られた

 国立劇場(東京・隼町)で1967年から続く「歌舞伎鑑賞教室」が10日、午後2時半開演の部で来場者600万人を達成し、記念セレモニーが行われた。

 現在、「日本振袖始」(24日まで)を上演中。節目の来場者は鎌倉女子大学高等部の生徒に。出演中の中村時蔵(63)は、演じている八岐大蛇(やまたのおろち)の衣装姿であいさつ。「場違いな格好ですが、また懲りずにまた歌舞伎を見にきて欲しい。見に来ないと、食べちゃうぞ~っ」と役に絡め、ユーモラスなコメント。

 共演の中村錦之助も「ヒーローは(洋画の)『アベンジャーズ』だけでないのが分かっていただけたのでは。これからも歌舞伎を見て」と、演じている日本神話のスーパーヒーロー素戔嗚尊(すさのおのみこと)役に結び付け、コミカルに話した。また宮田亮平・文化庁長官も出席。学校から団体で来た客席の生徒たちに「これからをつくるのはあなたたち。次は自腹で来て。そうすればもっと感動する。頼むぞ」と呼び掛けていた。

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