三遊亭円楽、歌丸さんに「存在そのものが思い出」

スポーツ報知
歌丸さんとの思い出を語る三遊亭円楽

 今月2日に慢性閉塞性肺疾患のため死去した落語家・桂歌丸(本名・椎名巌)さん(享年81)の椎名家・落語芸術協会合同告別式が横浜市の妙蓮寺で営まれ、約2500人が参列した。

 三遊亭円楽(68)は、歌丸さんが館長を務める「横浜にぎわい座」で独演会に出演のため、開式前の午前11時ごろに来場。笑点の名物だった2人のやりとりについて「円楽(のキャラ)作りをしてくれた、大きな恩があります。存在そのものが思い出」としみじみ。「あちらで(立川)談志師匠やら(古今亭)志ん生師匠やら大師匠が待っている。一番下から修業と思い『稽古しなきゃ』と言っているんでは」と思いをはせた。

 歌丸さんが会長を務めていた落語芸術協会の会長代行・三遊亭小遊三(71)は、「シンボルであり、大黒柱を失った。背中は追い切れません」。林家たい平(53)も「天国の歌丸師匠に恥ずかしくないように落語、『笑点』を守っていきたい」と誓いを立てた。弟弟子の桂米助(70)は、10日の家族葬で島倉千代子やぴんから兄弟の曲が流れていたことを明かし「歌が好きなんてこと初めて知りました」と、本名の「椎名巌」としての素顔を明かしていた。

芸能

×