沢村一樹主演「絶対零度」第3話ゲストに月9初出演の佐野岳「夢の一つ、とても光栄です」

スポーツ報知
23日放送の「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」にゲスト出演する佐野岳

 9日放送の初回で平均視聴率10・6%の好スタートを切った俳優・沢村一樹(51)主演のフジテレビ系「月9」ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(月曜・後9時)の23日放送の第3話に俳優・佐野岳(26)がゲスト出演することが16日分かった。佐野の「月9」出演は初となる。

 今ドラマは7年ぶりとなる「絶対零度」の新シリーズ。シーズン1となる「絶対零度~未解決事件特命捜査~」(シーズン1・10年4月期)、「絶対零度~未解決事件特命捜査~」(SPドラマ・11年7月8日放送)では「未解決事件」を、シーズン2となる「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」(シーズン2・11年7月期)では「潜入捜査」をテーマに、上戸彩演じる女性刑事・桜木泉(さくらぎ・いずみ)の活躍と成長を描いてきた。

 「2011年度ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに選ばれた佐野は、「『また、必ず会おう』と誰もが言った」(13年9月公開)で映画初出演・初主演。同年の「仮面ライダー鎧武・ガイム」(テレビ朝日系・13年10月~14年9月)でドラマ初主演を果たした。その後も、数々のドラマや映画に出演。特にTBS系日曜劇場「陸王」(17年10月~12月)で竹内涼真演じる陸上選手・茂木裕人(もぎ・ひろと)と、バチバチのライバル関係の毛塚直之(けづか・なおゆき)を熱演し、人気を呼んだ。

 今回、佐野が演じるのは、名門・私立栄明大学薬学部4年生の湯川司(ゆかわ・つかさ)。湯川家は大手繊維メーカーの経営者一族で、司も自身でカフェバーを経営するなど、学生起業家としての顔も持ち合わせる。そんな誰もがうらやむ経歴を持つ湯川が部長を務めるテニスサークルのSNSグループ宛てにある日、「復讐(ふくしゅう)してやる」と、一通のメッセージが送られてくる。予測された未来の犯罪者は、1年前に自殺未遂をし、今もなお昏睡状態の少女…。佐野演じる湯川は一年前のこの自殺未遂事件にどう関わっているのかという物語だ。

 佐野は今回の月9初出演について「デビューしてから『月9』というドラマの枠は夢の一つだったので、そこに出演できるというのはとても光栄です。今回はゲストですが、いずれはレギュラーとして出演したいので、そこへの一歩だと思って撮影に臨んでいます」と答え、「絶対零度」シリーズについても「シーズン1、SP、2、そして今回は月9枠ということで、そんな大人気シリーズに出演させていただけることになり、とてもうれしく思っています。現場の雰囲気もとても良くて、僕が出演する第3話は本田翼さん演じる“小田切回”になっています。話の中でもラストの結末に向けた重要な回になってくると思いますので、そういった回に自分が参加できることに幸せを感じています」と続けた。

 今回の湯川司という役については「湯川は学生起業家ということなので、声のトーンや質、態度などで“カリスマ性”を表現していけたらと思っています。キーパーソンになる役どころですので、その中で自分らしさというか、自分にしかできない湯川を演じていきたいです。今までこういった役はあまり経験したことがないので、自分の中でも新鮮さを持っていますし、普段できないようなことをできるような役だと思っているので、どんどんチャレンジして視聴者の方々を驚かせたいと思っています」

 日曜劇場「陸王」での経験を今作でどう生かすかについては「“一流”というのを肌で感じることができましたし、ドラマ自体が社会現象になるような現場に身を置けたことは、今回の『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』に生きてくるのはもちろんのこと、間違いなく今後の自分の役者人生の糧になると思っています」

 最後に佐野は「僕が出演する3話は物語が加速していく回だと思いますし、本田さん演じる小田切の知られざる過去が垣間見られる場面も多く、見どころが多いと思います。個人的には『陸王』などで自分のことを知ってくださっている視聴者の方々のイメージとはガラッと変わった感じにはなると思います。逆に、知らない方が見たときに自分のことをどういう風に捉えていただけるのか、役者として楽しみですし、いい意味で視聴者の方々をだましたいです。でも、自分のことを嫌いにならないでくださいね(笑)」と話した。

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