南沙良&蒔田彩珠W主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」初日あいさつ

スポーツ報知
舞台あいさつに登壇した(左から)蒔田彩珠、南沙良、萩原利久

 女優の南沙良(16)と蒔田彩珠(15)が14日、都内で行われたダブル主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(湯浅弘章監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

 漫画家の押見修造氏(37)の実体験をもとにした同名漫画が原作。うまく言葉が話すことが出来ない女子高生と音痴な同級生の交流を描く。南と蒔田はともに映画初主演となり、「今、学生の方は些細(ささい)なことで傷つけてしまうところに共感できるし、大人の方は懐かしく思える作品です」と蒔田。一方、南は「私の中にもすごくコンプレックスや嫌な部分があったけど、この作品に出会えて嫌な部分とどう向き合うか、帰る場所をどう見つけるか、と考える方がずっと大切なんだと気付き、そこが伝わってほしい」とアピールした。

 共演者の萩原利久(19)は映画化にあたってより描写が増えた役どころのため、「台本と原作を両方持ち、2刀流で撮影した。原作は表情が緻密で言葉は台本にあるため、うまくくみ取り、見比べながらやった」と語った。一足先に完成版を鑑賞した押見氏は「ドキュメンタリーを見ているよう」としみじみ語り、「100点以外言い表せない」と満足げな様子だった。

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