クドカン「映画がワケ分かるものだと思ったら大間違い!」石井岳龍監督とトークイベント

スポーツ報知
ティーチインに出席した宮藤官九郎

 脚本家の宮藤官九郎(47)が15日、東京・渋谷TOEIで行われた公開中の映画「パンク侍、斬られて候」のティーチイン(トークイベント)を同作のメガホンを執った石井岳龍監督(61)と共に行った。

 江戸時代を舞台に、ある隠密ミッションの発令によって12人のクセ者たちがハッタリ合戦を繰り広げるSFスペクタクル時代劇。芥川賞作家・町田康氏の同名小説が原作で、宮藤が脚本を手掛けた。綾野剛が主演し、北川景子、染谷将太、東出昌大、浅野忠信、永瀬正敏、村上淳、國村隼、豊川悦司らが出演している。

 特撮やCGを駆使したパンクな時代劇作品だけに、クドカンは「見たことない映画だと思いました。最初に見たラッシュ(編集前の映像)はほとんどグリーンバック(CG撮影時に背景に用いる緑色の布)でしたから。技術が明らかに向上していますよね」と、自らが執筆した脚本を超越した作品の仕上がりに驚いたことを明かした。

 難解な側面もある作品だが、石井監督は「ワケ分かんないものを作ろうとは思っていないです。すごい面白いものになったと思ってます」と自信。クドカンも「ワケ分かんないと思われたら我々のせいですけど…映画がワケわかるものだと思ったら大間違い!」と力強く語っていた。

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