是枝監督、新作は刺激的な挑戦 

スポーツ報知
カトリーヌ・ドヌーヴ(C)Maurizio Gambarini/Anadolu Agency/Getty Images

 「第71回カンヌ国際映画祭」でパルムドールを受賞した是枝裕和監督(56)が、日仏合作の映画「ラ・ヴェリテ(仮題)」(日本タイトル未定、来年公開予定)でメガホンを執ることが15日、正式発表された。是枝監督はこのほど、取材会を開き、新作の構想を語った。

 仏女優カトリーヌ・ドヌーヴ(74)が主演。映画スターの母親と母親に嫉妬する娘の対立を描く。是枝監督は数年前、自身の作品のキャンペーンでパリを訪れた際、ドヌーヴと知り合い、2年前に出演を依頼した。「現在は直接会ってヒアリングを重ね、脚本に生かしている」といい、「言語や文化の違いを乗り越えて監督するという、刺激的なチャレンジになる」と意気込む。6~7歳のフランス人女児を対象としたオーディションも開催。子役に台本を渡さず、当日セリフを教える“是枝式”を貫くかについては「日本と同じアプローチができるかが一番の課題」と語った。10月から12月にかけてフランスでロケが行われる。

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