文化放送社長、11年ぶりの落語番組に気合「ネット配信でも広がる新しいコンテンツにしたい」

スポーツ報知

 文化放送の上口宏社長の定例会見が17日、東京・浜松町の同局で開かれた。

 席上、10月改編の目玉として、11年ぶりに落語家生ワイド番組「SHIBA―HAMAラジオ」(火~金曜・後7時)をスタートさせることが発表された。

 同番組は古典落語の名作「芝浜」の舞台である浜松町から落語の伝統を受け継ぐ現代の落語家たちが自身の声と喋りをラジオ電波に乗せて発信していく番組。火曜日から金曜日の日替わりで真打の立川こしら、人気若手落語家ユニット「成金」の3人、柳亭小痴楽、瀧川鯉八、春風亭昇々ら人気の二ツ目落語家6人がパーソナリティーを務める。

 上口社長は同番組について、「10月改編の目玉です。今、なぜ落語がブームになっているのか。新宿・末広亭などを見ても、若い女性が興味を持って、寄席に足を運んでいる。起用する噺家さんたちは、まだまだ、駆け出しかも知れませんが、この番組で新しい落語文化が生まれれば、大変ありがたいと思っています」と話した。

 その上で「我が局が立川志の輔さんを月~金曜のパーソナリティーに起用してから11年。ラジオと親和性の高い落語の世界から生まれる新しい文化を、インターネット配信でも広がっていく新しいコンテンツにしたいと思っています」と気合を入れた。

 会見に同席した長谷川実編成局長も「(起用するのは)今の落語界を支えている新進気鋭の方たちだと思っています。特徴の強い番組として育てて行きたいと思います」と期待を寄せた。

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