裕次郎さんの婚約指輪公開…三十二回忌法要にファン600人

スポーツ報知
石原裕次郎さんのお墓の前で手を合わせる(左から)神田正輝、石原まき子夫人、舘ひろし

 昭和の名優・石原裕次郎さん(享年52)の三十二回忌法要が17日、横浜市の総持寺で行われ、まき子夫人(84)、舘ひろし(68)や神田正輝(67)ら石原軍団の俳優たち、約600人のファンが参列した。

 ファンが見守る中、墓前に立ったまき子夫人は「毎年毎年、裕次郎の伝説を思いながらお集まりいただいて、裕次郎という人は世界一、宇宙一の幸せ者だと思っております」と感謝した。

 法要終了後、石原プロは全国各地で「石原裕次郎の軌跡」展の開催を発表。8月22日開幕の東京・松屋銀座を手始めに、今後2年間で全国8か所を回る。

 展覧会では、昨年8月に閉館した「石原裕次郎記念館」(北海道小樽市)の所蔵品を展示。裕次郎さんがデビュー直後に購入し、晩年までハンドルを握り続けた愛車「メルセデスベンツ300SLガルウイング」など逸品の数々が並ぶほか、60年の結婚の際に裕次郎さんからまき子夫人に贈られた婚約指輪や結婚指輪など、自宅で大切に保管していた記念のリング4点も初公開される。

 まき子夫人は、婚約指輪を受け取った時の記憶を「私どもの時代は俳優同士の恋愛は御法度でしたが、裕次郎さんは『堂々と受け取ってほしい』と言ってくれました」と回想。「いまだに裕次郎の女房という誇りを持っております。52歳の裕次郎さんで止まっているけど、(展覧会で)82歳の裕次郎さんも見たいと思います」とほほ笑んだ。

 舘は偉大な先人に向け「人に対する思いやり、人の心の痛みを感じることができて、人の悪口を一切言わない人」と敬意を語りつつ「(展覧会終了後に)ガルウイングを頂けたら…」と本心を激白。神田も「『明るい顔のできる男になれ』とおっしゃっていただきました」と感謝しつつ、愛用品の時計「GMTロレックス」の継承を希望したが、まき子夫人は「そうはいかない。ひろし君、正輝ちゃんから土下座されてもダメです」とやんわりと拒否していた。

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