綾野剛“鷲津スタイル”で「徹子の部屋」初出演も黒柳から“ダメ出し”

スポーツ報知
綾野剛

 俳優・綾野剛(36)が、18日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・正午)に初出演し、恩師との秘話を語った。

 これまでさまざまな役を演じ“カメレオン俳優”とも呼ばれる綾野。2003年の「仮面ライダー555(ファイズ)」で俳優デビュー。恩師という石田秀範監督(55)と出会った。「一番始めの監督がよかったんだと思います」と石田監督の名前を挙げ「23テイク撮りました。5、6行(のセリフ)だったんですけど、『はい、もう1回』って。セリフがあっていれば芝居はOKだと思っていた。『単純におまえからは感情が伝わってこない』ただそれだけでした」と監督とのやりとりを明かし、「23テイク撮るってことは、約2時間くらい現場を止めていることになる。それを向き合ってくれたってこと自体がすごく愛情のある方だと思う。23テイク目はぼーっとしていたと思う」と回顧した。

 結局、使われたシーンはどのテイクか分かっていないという綾野。「監督は『確か2、3テイク目とじゃなかったかな?』って言っていたので、なんでそこで、OKしなかったんですか?っていう話なんですけど、それだけ鍛えてくださった」と感謝。

 上京した当時21歳。「ちゃんとした大人がしっかり向き合ってくれたことが初めてだった。そこに感銘を受けまして、石田監督のために自分は役者を続けようって思ったきっかけでした」とこれまでの役者人生を語った。

 番組には石田監督からの手紙が届き。「最近の仕事ぶりを評価しているぞ。役者人生はまだまだ続く戦え」と司会の黒柳徹子(84)が代読。綾野は「めちゃくちゃうれしいです」と感激し「今でも心の支え。続けてきて良かった」と石田監督に感謝した。

 同局の連続ドラマ「ハゲタカ」(19日スタート、木曜・後9時)で主演の鷲津政彦を演じる綾野。眼鏡を掛けドラマの“鷲津スタイル”で登場したが、黒柳は「どんな顔か分からない」と洗礼を受けた。また、結婚について問われ「僕自身、結婚はしたいと思う。本当に仕事が好きなので、このまま仕事が結婚相手にならないようになっていけば」と語った。

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