直木賞の島本理生さん、受賞会見で「正直、ほっとしました」

2018年7月18日21時25分  スポーツ報知
  • 芥川賞受賞の高橋弘希さん(右)と直木賞受賞の島本理生さん

 第159回芥川賞と直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が18日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれた。

 「ファーストラヴ」で直木賞に選ばれた島本理生さん(35)は東京・内幸町の帝国ホテルで行われた受賞会見に白いブラウスにベージュのスカートという清楚(せいそ)なファッションで登場。個性的なストリートファッションで登場の芥川賞・高橋弘希さん(38)とは対照的なツーショットとなった。

 「正直、ほっとしました。(作家デビュー)18年目で芥川賞候補4回、直木賞候補2回と、(受賞を)待った18年間だったので、ほっとしたというのが正直な気持ちです」と淡々と話した。

 「夫や友人からおめでとうという連絡来て、まだ返せてないんですけど、本当にうれしかったです」と笑顔を見せた。夫は作家の佐藤友哉氏だが、「こうして書き続けられるのも、夫のおかげです。ご飯を作ってくれたり、子供の世話をしてくれたり。一番好きな(夫の料理は)カレーですかね」と笑わせた。

 「子供が生まれてから視野が広くなりました。それまでは自分のために書いているようなところがあったんですけど、家族を支えると言うことも意識するようになりました」と感謝の言葉を続けた島本氏。

 これからの作家活動については「自分の作家活動をさらに深めていけたらいいなと思います。私の小説が好きで手に取って下さる方たちのために私が書きたいことを書いていければと思います」と真摯な表情で決意表明した。

 夫の佐藤さんは電話で島本さんに「おめでとう」と言った後、隣にいる子供に「ママ、一等賞になったよ」と言ったそうで、「今日は飲み歩いてきていいよと言われました」と島本さんは、この日一番の笑顔を見せた。

 綿矢りささん(34)らと同時期のデビューだったが、綿矢さんらから遅れての、この年齢での受賞になったことについては「若い頃は自分のために賞が欲しいという感じでしたが、今は応援してくれた編集者の方や家族のためにうれしい。この時期で良かったと思います」と話し、「私は(芥川賞の高橋弘希さんとは違い)受賞のお電話をいただいた時にガッツポーズをしました」と明かして、報道陣を笑わせた。(中村 健吾)

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