中村勘九郎が「いだてん」猛暑ロケで熱く語る「最高の作品に」
スポーツ報知
俳優の中村勘九郎(36)、生田斗真(33)、役所広司(62)らが20日、茨城・つくばみらい市のオープンセット施設「ワープステーション江戸」で、2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(1月スタート、日曜・後8時、全47回)の公開ロケを行った。
日本最初のオリンピック選手としてスウェーデン・ストックホルム大会に参加した金栗四三役の勘九郎、四三の恩師で講道館柔道の創始者・嘉納治五郎役の役所らが、新橋駅からストックホルムに出発するシーンを撮影。約35℃の猛暑の中、2人は当時の正装となる冬物の黒いロングコート姿で臨んだ。
4月のクランクインから3か月がたったが、勘九郎は「豪華でステキでちょっと奇抜な俳優陣、暑さに負けない熱い魂を持っているスタッフ、テーマパークに足を踏み入れたようなセットで撮影ができていることを幸せに思います」と充実の笑み。「こんな大河見たことがないと言える、最高の作品になっていると思う」と自信を見せた。
1年前からマラソンの練習を始め、今年1月の歌舞伎座出演後から体を絞り、体脂肪は約10%ほどに。本物のアスリートのような体に肉体改造したが「この暑さで戦うアスリートの方々は本当にすごいと思います。2020年はスタジアムで応援できたら」とエールを送った。
62歳の役所は「猛暑の中(冬物の衣装は)すごくつらい」と苦笑い。来月にはストックホルムロケに参加予定で「東京の猛暑から離れて涼しいロケーションに行って参ります。(サッカーの)W杯、(テニスの)ウインブルドンも終わって、これからは東京オリンピックに向かって頑張っていきたい」と大河では異例の海外ロケを楽しみにしていた。