藤井聡太七段、16歳初戦に勝利「いいスタートを切ることができたかな」
スポーツ報知
将棋の藤井聡太七段(16)が20日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた第77期名人戦・順位戦C級1組1回戦で先手の森下卓九段(52)を104手で下した。
両者の対局は先月19日に予定されていたが、同18日に発生した大阪北部地震の影響で延期となり、この日がともに順位戦の今期2戦目。2連勝とした藤井は「途中、苦しい場面がありましたが、粘り強く指せたのでは」と振り返った。
前日の19日が16歳の誕生日。本拠地の関西将棋会館には「数えていませんが、たくさんの数」(関係者)のプレゼントが届いた。藤井は「意識はしていませんでしたが、いいスタートを切ることができたかなと思います。充実した1年になれば」と話した。
C級1組は39人でB級2組への昇格枠(2人)を争う。昨期のC級2組を10戦全勝で突破した藤井だが、31位と下位のため、2年連続の1期抜けには、今期も10戦全勝が望まれる。