【日本ハム】斎藤佑樹、30歳の思いをシューイチに語る…「こんなところで終われない」

スポーツ報知
日本ハム・斎藤佑樹

 5日放送の日本テレビ系情報番組「シューイチ」(日曜・前7時半)では、日本ハム・斎藤佑樹(30)に番組MC・中山秀征(51)が直撃インタビューするVTRが放送された。

 この日、100回目を迎える夏の甲子園大会が開幕。斎藤は2006年の第88回大会で早実のエースとして優勝投手となった。マウンド上で、ハンカチで汗をぬぐう姿が注目され、“ハンカチ王子”と話題になった。

 その時のことを振り返った斎藤は「(ハンカチは)ハンドタオルだったんですけど、チームメートはみんな使っていました」と“秘話”を明かした。

 決勝は、駒大苫小牧の田中将大(現大リーグ・ヤンキース)と対戦。1試合目は延長引き分けとなり、迎えた翌日の再試合で投手戦を制した。斎藤は「優勝したら、最初は注目度が高いんだなと思っていましたけど、その状態が終わってからも数か月続いたのでこれは異常だなと感じていました」と当時の“ハンカチ・フィーバー”を振り返り、「甲子園が終わってから何年かは(高校野球を)見づらかったというか、見たくなかった。嫌だなという気持ち。しばらくさけていましたけど、最近になって、やっと見られるようになりました。今となっては優勝して良かったと思えるけど、当時は複雑な思いがありました」と吐露した。

 進学した早大では主将も務め、大学日本代表にも選出された。ドラフト1位指名され、2011年に日本ハムからプロデビューすると、プロ初登板初勝利を挙げるなど1年目は6勝6敗、2年目5勝8敗と順調にキャリアを積んだ。しかし、3年目のシーズン直前に肩を壊し、以降5年間で勝ち星はたったの4。「満足のいくプロ生活は送れていない」と悔しさをにじませた。

 そんな斎藤は、同じ甲子園優勝投手であこがれの中日・松坂大輔(37)に励まされているという。「8つも年上の方ががんばっている姿をみると、僕もまだまだと思えてきます」と語った。

 中山からヤンキース・田中について「連絡はとっているのか」と質問を受けると、「今はなかなか取れないです」と斎藤。「メジャーリーグで活躍している同世代もいるので。今から僕が目指すのは難しい話なんですけど、気持ちは負けていられない」と表情を引き締めた。

 最後に「野球が好き。甲子園で優勝してから、こんなところで負けられない、こんなところで終われないという気持ちです」と語り、今後の課題は「どれだけ精度を良く、間違いを犯さないでテンポ良く投げていくかがポイント。1勝でも多く勝ちたいです」と意欲を見せた。

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