橋本五郎氏、ボクシング連盟は「本筋に戻さないと五輪に影響を与える」…山根氏分析

スポーツ報知
山根明氏

 13日放送の日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜・前8時)では、暴力団との交際や不正判定関与などが問題視され日本ボクシング連盟の会長と理事を辞任した山根明氏(78)の“残る影響力”と今後について議論した。

 山根氏は8つの役職を兼任していた。日本ボクシング連盟・会長、同理事、同会員、同強化委員会委員長、ナショナルチーム監督、アジアボクシング連盟・常任理事、関西ボクシング連盟会長、奈良県ボクシング連盟名誉会長。

 8日に辞任会見を行った山根氏は、その足で18日に小中学生の日本一を決める大会「全日本UJボクシング王座決定戦」が開催される予定の大阪市の体育館を視察した。

 20年以上ボクシング業界を取材しているスポーツジャーナリスト・片岡亮氏(45)によると「大会に来る気満々じゃないの」とボクシング関係者は懸念しているという。

 山根氏を告発した「日本ボクシングを再興する会」は、同氏のボクシング界からの除名を考えているが、決定を下すための総会は、18日までに開催できないと断念。山根氏は「全日本UJ―」に行く可能性が高いという。

 コメンテーターの読売新聞特別編集委員・橋本五郎氏(71)は「影響力を残したいというのは、誰もが思うこと。でも話を早く本筋に戻さないと、これは五輪に非常に影響を与える」と指摘し、「この(山根氏)キャラクターに引っ張られている問題もあるけど、選手第一で行かないといけない協会がそれでいいのかと。これからどうやって(連盟の)体制を立て直していくか。もちろん役員の総入れ替えも視野に入れて、集中していかないと」と分析した。

 MC・加藤浩次(49)も「まず、告発側が総会をどのように開いていくかということになる」と同意し、「山根氏はもう自ら発言することはないのかなと思います」と見解を示した。

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