さくらももこさんの大学時代の文集を「とくダネ!」が発掘 「薬師寺に行ってみたが…この寺は好きでない」

スポーツ報知

 29日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で同局系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜・後6時)の原作者として知られ、15日に乳がんで亡くなっていた漫画家のさくらももこさん(本名非公表、享年53)が愛され続けた理由を特集した。

 番組では、さくらさんの学生時代の恩師で静岡英和学院大学短期大学部の高橋清隆教授を取材した。高橋氏は「他の友達といるときは明るめに振る舞ったりとか、ふざけたことを言ったりするんですけども、本当は静かでシャイな人柄だったと思う」とさくらさんの人柄を振り返った。

 短大1年の時にゼミ仲間と奈良県に旅行した時につづった文集を紹介。さくらさんが書いた「薬師寺に行ってみたが、私の個人的好みから、この寺は好きでない。なんだあのハデな色彩は。寺なんざぁ、人々の祈りを聞き入れたり修業する場ならもっとつつましやかであるべきだ」との一節を紹介し高橋氏は「人間の本質を突いているような。物事をきちんと捉えているところが一番あって。それで、あえて軽い文章で簡単な文章で分かりやすく書けるところが素晴らしい」と絶賛していた。

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