角川春樹氏、映画「天と地と」でNGを出し続けた榎木孝明と因縁の再会「空っぽになって欲しかった」

スポーツ報知
角川春樹氏

 実業家の角川春樹氏(76)が31日放送のTBS系「爆報!THE フライデー」(金曜・後7時)に出演。「殺したいほど恨まれていた」という俳優・榎木孝明(62)と因縁の再会を果たした。

 大手出版社・角川書店の創業者の息子として生まれ、角川映画などの仕掛け人として一世を風靡、“メディアの風雲児”とも言われた角川氏は今回がバラエティ初出演。75年、33歳で角川書店の二代目社長となると、76年、映画「犬神家の一族」の大ヒットから始まるメディアミックス戦略で大成功を収めた過去を振り返った。

 番組では、角川氏が監督を務めた90年の大作映画「天と地と」に上杉謙信役で出演した榎木との確執をVTRで再現。監督としての角川氏は榎木の演技にダメ出し、徹底的にNGを出しながら、その理由を最後まで言わなかったという。

 そんな角川氏と「(はらわたが)煮えくり返って、俺をなんだと思っているんだと。妄想の中では(角川氏を)何回か殺しましたかね」という榎木が28年越しの再会。角川氏は「おまえからもらったヤツだ」と榎木に持参した木刀を手渡した。

 最初は「これを1日3万回は振っていた」と言う角川氏に圧倒された榎木だったが、「私は生意気盛りで自分なりのプライドがあって…。(演技を角川氏に)ぶつけていったけど、全て否定されました」と明かすと、角川氏は「役者は急に変わる時がある。どれだけ(脚)本を読み込んでいるかというと、榎木は読み込んでなかった。空っぽになって、無になって欲しかった」と当時、NGを連発した理由を初めて明かした。

 実は榎木の当たり役・浅見光彦役に推薦したのは自分だったことを明かした角川氏に対し、「一番の恩人です」と榎木。「今回の(バラエティ初)出演も相手が榎木だから、受けた」と言う角川氏と最後はがっちりと握手をかわしていた。

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