EXILE AKIRA 自叙伝で本当の出身地や芸名の由来を明かす 「ウィキペディアに勝った気分」

スポーツ報知
自叙伝の発売記念イベントを行ったEXILE・AKIRA

EXILEのパフォーマー・AKIRA(37)が2日、都内で初の自叙伝「THE FOOL 愚者の魂」の発売記念イベントを行った。デビュー前の下積み時代に借金生活を送っていたことなど、自身の半生を赤裸々につづった。「人生の折り返し地点。これからの自分にとってもキーとなる、自分を見つめ直すきっかけにもなった」と出版への思いを語った。

 ネット上の百科事典「ウィキペディア」では静岡県磐田市出身とされ、他でも横浜市生まれなどと言われて来たが、実際は神奈川県大和市出身だったことをはじめ、本名の「黒澤(良平)」から映画監督の黒澤明氏に由来すると言われ続けてきた芸名についても「(ダンサー仲間から)パッと見で、ノリで付けられた。(黒澤監督は)後付け。恐縮すぎる。こんなに適当に付けられた芸名の人っているのかな」と説明。「ウィキペディアに勝った気分」と笑った。

 ほかにも「路上で寝泊まりしたこともあった」と数々の“黒歴史”を明かした。「自分は“賢者”ではなく“愚者”の方がイメージが近い。泥臭く不器用。(出版したことで)愚者ならではの生き様も自分で分かった。夢を見つけられなかったり、壁を乗り越えられなかったりすることもある人だったり、おこがましいけれど、みなさんの背中を押せるようなものになれば」と思いをはせた。

 EXILEは3年ぶりに本格再始動し、15日から5大ドームツアーが始まる。間近に迫ったツアーへの思いとともに「(もしEXILEのメンバーになっていなかったら?)バイトもいっぱいやっていた。オヤジが蓄音機を作っていて、それを手伝ったりもしていた。そういうものに携わっていたのかな。でも、EXILE以外は考えられない」と語った。

 〇…出版を記念して、6日まで東京・三省堂書店池袋本店で、30日まで紀伊國屋書店グランフロント大阪店でパネル展が開催されている。また、14日から大阪・松下IMPホールで初の写真展「THE FOOL PHOTO ART GALLERY」が開催されることも決まった。

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