コブクロ、故郷・宮崎で結成20周年記念ライブ

スポーツ報知
結成20周年記念ライブで歌うコブクロの小渕健太郎(右)と黒田俊介

 人気デュオ・コブクロが16日、小渕健太郎(41)の故郷・宮崎県宮崎市の生目の杜運動公園多目的グラウンドで結成20周年記念ライブを行った。

 気温33度の快晴の中、冒頭から汗だくの小渕は「ただいま! 熱い熱い最高のアニバーサリーライブになりました」と絶叫。8年ぶりの同所ライブに詰めかけた2万5000人に感謝を伝えると、黒田俊介(41)から「半分は小渕の親戚やな」と突っ込まれて爆笑を誘った。

 この日は2人と同じ77年生まれの歌手・安室奈美恵(40)の引退日。黒田は「まさかの安室さんの引退の日とドンかぶり。そんな日に、まだまだこれから頑張ろうという俺らのライブに来てくれてありがとう」と呼び掛け、小渕は「僕たちは歌い続けます!」と高らかに宣言した。

 10年に口蹄疫の被害を受けた宮崎県の支援のため布袋寅泰、今井美樹とコラボした「太陽のメロディー」、小渕が18歳の時に他界した母への思いを込めた「遠くで・・」など宮崎にちなんだ楽曲を連発。20周年記念の新曲「晴々」を初披露するなど17曲を聴かせた。

 2人は大阪の路上ライブで出会い、98年9月にコブクロを結成。小渕が「黒田の歌を世界中の人に伝えたい」と最初に代表曲「桜」を作り、ヒット曲を連発してきた。小渕は同曲を「みんなが歌える歌に、みんなが育ててくれたことは僕らへの宝物です」と感謝。初めて観客と「桜」を大合唱し、感極まって涙ぐんだ。

 結成記念日の今月8日にはデビュー前に毎週歌った大阪・天王寺駅でストリートライブを開催。この日も原点の地から周年イヤーをスタートさせた小渕は「コブクロもハタチです。今日は次の扉を開く日になった。20周年、みんなで盛大に大行進していきましょう!」と呼び掛けた。

 〇…コブクロは、20周年を記念した初のコンプリートベストアルバム「ALL TIME BEST 1998―2018」を12月5日に発売。全シングルやコラボ曲、隠れた名曲など58曲が4枚組で収録される。11月4日には黒田の地元・大阪で「御堂筋オータムパーティー2018」に出演。来年は春から夏にかけて全国ツアー約30公演を行うなど、節目の1年を精力的に盛り上げていく。

 ◆コブクロの足跡

 ▼1998年5月 小渕と黒田が出会う

 ▼同9月 コブクロ結成。大阪・天王寺などでストリートライブを重ねる

 ▼2001年3月 シングル「YELL~エール~/Bell」発売

 ▼05年 「桜」がヒット。NHK紅白歌合戦に初出場

 ▼06年 ベストアルバム「ALL SINGLES BEST」が350万枚超えの大ヒット

 ▼07年 「蕾」が日本レコード大賞受賞

 ▼11年8月 小渕が「発声時頸(けい)部ジストニア」を発症したため、活動休止

 ▼12年9月 ベスト盤「ALL SINGLES BEST 2」を発売し、活動再開。大阪・万博記念公園でフリーライブを行い、5万人を動員

 ▼14年 ソチ五輪NHKテーマ曲「今、咲き誇る花たちよ」を発売

 ▼18年9月8日 結成20周年を迎える

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