浅利慶太さんお別れの会 市村正親らが参列

スポーツ報知
ハープが横に置かれた浅利慶太さん「お別れの会」の祭壇

 7月13日に悪性リンパ種のため亡くなった「劇団四季」創立メンバーの1人で演出家の浅利慶太さん(享年85)の「お別れの会」が18日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われた。劇団四季出身の俳優・市村正親(69)、浅利さんが総合プロデュースした長野冬季五輪開会式で聖火の最終点火者を務めたフィギュアスケート女子の五輪メダリスト・伊藤みどりさん(49)らが参列した。

 祭壇は浅利さんが慶応高演劇部時代に生涯初演出を手がけた「我が心高原に」をモチーフに、18種類、約1万8000本の花と、劇団四季の公式シンボルでもあるハープが飾られた。

 浅利さんがインタビューに応じる様子などを収めた約20分間の映像が流れた後、劇団員による献歌「愛した日々に悔いはない」が歌われた。

 その後、妻で女優の野村玲子(本名=浅利玲子)さん(57)が親族を代表しあいさつ。「主人は85年の人生を演劇にささげぬき、この世を去りました。生きる勇気と感動をお客様にお届けすることが変わらぬ思いでした」と振り返り「主人は人間が好きでした。仲間が好きでした。役者の新しい才能を見いだし、成長する姿を見ては、いつも目を細めて喜んでおりました。そのまなざしは20歳で劇団を創立した頃から変わらない、純粋な演劇青年のものでした」としのんでいた。

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