川中美幸、樹木希林さんの訃報に「さみしいです。ステキな女優さんでした」

スポーツ報知
ベイビー・ブーとのデュエット曲「明日への伝言」の発売記念ライブを行った川中美幸

 歌手の川中美幸(62)が18日、東京・新宿の「歌声喫茶ともしび」で、5人組ボーカルグループ「ベイビー・ブー」とのデュエット曲「明日への伝言」の発売記念ライブを行った。

 所属するテイチクレコードの創立85周年記念企画。初タッグの5人と息ピッタリのハーモニーを聴かせ、「新しい風が吹きましたね」と満面の笑み。「子供の頃、美空ひばりさんが(ジャッキー吉川と)ブルー・コメッツを従えて『真赤な太陽』を歌ったのを見て、私もやりたいと思った。夢に見てやってたら神様がごほうびをくれるんだな」と喜びをかみ締めた。

 風情がある歌声喫茶でのライブに、「古き良き昭和の時代を思い起こさせてくれますね」。中学2年の頃、故郷の大阪・吹田市の歌声喫茶で行われた「のど自慢大会」で優勝したそうで「満票で優勝した縁起の良い場所です。賞金は5万円だったので、今回の曲も最低5万枚は売りたい」と笑わせた。

 大切な人を思い出す歌詞が魅力の同グループの「花が咲く日は」を歌唱時には、感極まって涙ぐんだ。母・川中久子さん(享年92)が亡くなって10月で丸1年を迎えるとあり、「早いですね。大きな別れでしたが、『いつまでもメソメソしてるんじゃないよ』と母が背中を押してくれてベイビー・ブーさんと引き合わせてくれた」と感謝した。

 15日に亡くなった女優の樹木希林さん(享年75)について「子供の頃から見てきた女優さんがどんどん…(亡くなり)、さみしいです。ステキな女優さんでした」としみじみ。自身が「春日はるみ」名義でデビューした1973年、樹木さんはミュージシャンの内田裕也(78)と結婚。「裕也さんの半生を歌う演歌を歌う子に選ばれて歌ったことがあるんです。打ち上げで樹木さん、当時の悠木千帆さんもいて、すごい場所だったんだなと思い出します」と振り返った。

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