読売テレビ・澤口実歩アナウンサー、6代目「ytvPR隊長」に就任

スポーツ報知
6代目の「ytvPR隊長」に就任する澤口実歩アナウンサー。

 読売テレビの新人アナウンサー・澤口実歩(22)が、6代目の「ytvPR隊長」に就任した。10月1日に宣伝PRの冠番組「Let`s! Go! みほちゃんねる」(不定期放送)がスタートする。7月にデビューしてまだ2か月。開局60年イヤーに大役を担う岩手出身のルーキーは、番組特注の花柄ジャケットに身を包み、「節目の年に光栄です。華やかな衣装に負けないよう、明るく元気に、フレッシュにPRしていきたいです!」と笑顔をはじけさせる。(筒井 政也)

 「ytv」の見どころを連日紹介するミニ番組を、2014年以来、5年連続で新人アナが挑戦する。同局は先月28日に開局60年目に突入。花を添える意味で、花束をイメージした番組特製衣装が用意された。「着こなせるか不安でしたが、気分も声のトーンも無意識にアガってきますね」と若いパワーをみなぎらせる。

 岩手県出身。スポーツが大好きで、高校時代、野球部マネジャーとして球場で選手名をコールする仕事を担当した。いわゆるウグイス嬢だが「目の前のプレーを見ると、(ブースを)飛び出してリポートしたい、もっと話したい!と、ウズウズして」。12年7月、夏の県大会準決勝で花巻東のエース・大谷翔平(当時高3)が初めて球速160キロを記録した場面も目の当たりに。「人間、ビックリすると、いったん静かになるんだなあと感動しました」。伝説の瞬間もアナウンサーへの挑戦を後押しした。

 上京した大学の3年からアナウンス学校へ。「語尾も数字の読み方も違う」と方言からの切り替えに努めた。我慢強さは雪国の県民性だ。「一つ決めたら、やり遂げる。でも『割とのんびりしているね』と言われますね。初鳴き(ニュースデビュー)も『もう少しあせってもいいんじゃない?』って(苦笑)」。青森県出身の虎谷温子アナ(35)から「東北人は感情があまり表に出ないって言われるよね」とフォローされ、盛り上がったとか。

 そんな盛岡っ子が、日本一せわしない大阪の地へ。「青信号になった瞬間に踏み出すスピードが速い。岩手では信号で必ず、左右の車におじぎをしてから渡るんです」とカルチャーギャップも味わったが「にぎやかで楽しい。串も、どて焼きもおいしくて。一生、住みたい」と笑顔。大阪人の気さくさにも感動した。「人と話すのが好きなので、衣装のインパクトで覚えていただければ。声の明るさを大切に」とアピールする。

 やりたい事が山積みだ。スポーツ関連の仕事のほか「関西になじみがないので、ディープな大阪をロケしてみたい。アクティブなので、当たって砕けろの精神で飛び付きます」と気合十分だ。

 夢は報道キャスター。就活で大阪に来た際、「かんさい情報ネット ten.」(月~金曜・後4時47分)を見て、中谷しのぶアナ(30)の司会ぶりに魅了された。「夕方の報道番組って堅い印象があったんですが、関西弁で話しかけたり、視聴者に近い番組だなって。私は関西弁は話せないですが、親しんでもらえるアナウンサーになりたい。いろんなジャンルを経験して、チャンスをつかみたいです」。可能性のつぼみを多彩に開花させていく。

 ◆澤口 実歩(さわぐち・みほ)岩手県出身。22歳。慶応應義塾大学文学部人文社会学科卒業後、2018年4月に読売テレビに入社。7月14日のNNNストレイトニュースでアナウンサーデビュー。特技は水泳、ゴルフ。血液型B。愛称「さわぐっちゃん」「ぐっちゃん」「ミポリン」。

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