「Rの法則」打ち切りの損害賠償は「関係者と話し合いをさせていただいている」…NHK放送総局長

スポーツ報知
東京・渋谷のNHK

 NHKの放送総局長の定例会見が19日、東京・渋谷の同局で行われた。

 元TOKIOの山口達也(46)が未成年への強制わいせつ容疑で書類送検(起訴猶予処分)されたことを受け、5月に放送終了となったEテレ「Rの法則」(月~木曜・後6時55分)の後番組として、お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄(42)と女優の桜井日奈子(21)がMCを務める「沼にハマってきいてみた」が決定。10月からスタートすることを発表した。

 「沼に―」は「Rの―」と同様に10代の若者をターゲットにしたバラエティー番組。“沼”とはネット上の流行語で、抜け出せないほどにのめりこんでしまった趣味やジャンルを意味する。番組には、ある“沼”にハマった若者らが登場し、その魅力などについて深掘りするという。

 木田幸紀放送総局長は「若者たちが熱中している世界を深堀りする番組です。自分の世界が広がる喜びを感じていただきたい」と自信をのぞかせた。「Rの法則」終了については「打ち切りの発表をした時に話したとおり、ああいう形で番組が終わることになったのは残念だったと思っています。しかし、10代に楽しんでいただく番組は大事。ターゲットを同じにして楽しんでいただきたい」とした。

 また、「Rの法則」終了に伴う損害賠償については「現在、対応中です。やはり、番組は受信料で作られていることを我々も重く感じている。関係者と話し合いをさせていただいているということです」と答えた。

 「Rの―」は中高生の間で流行しているトレンドについて、10代のタレントらが体験し自由にトークする人気番組だったが、山口の事件が明るみになった4月25日に休止となり、5月7日付で終了。代替番組として、海外ドラマなどの再放送を続けてきた。

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