朝ドラバトンタッチ式で永野芽郁「『まんぷく』に出たい！」

　ＮＨＫ朝の連続テレビ小説（総合、月～土曜・前８時）のヒロインのバトンタッチ式が２０日、ＮＨＫ大阪放送局で行われた。「半分、青い。」（２９日最終回）のヒロイン・永野芽郁（１８）が同局を訪れ、「まんぷく」（１０月１日スタート）の安藤サクラ（３２）に銀のバトンを手渡し、安藤が“朝の顔”を引き継いだ。

　「まんぷく」の製塩所のセット前でのセレモニーに並んだ２人は初対面。今春から大阪で撮影に参加している安藤は、同時期に「半分―」が放送を開始したこともあり、永野を前に「泣きそうになっちゃって。自分の新しい生活とともに『半分、青い。』があった。一緒に頑張っているような気持ち。バトンタッチ式というより、この気持ちを伝える場。電報か手紙を送ろうと思ったけど、出せなくて」と感激した。

　安藤から「会ったことのない戦友のような。特別な存在」とも称された永野も「大先輩にそう言っていただき、やってよかったと思います」と恐縮しつつ「あとで連絡先を教えてください」と笑顔を見せた。

　恒例のプレゼント交換では、永野からは「半分―」の劇中にも登場した栗きんとんと、「まんぷく」がインスタントラーメン開発記とあって、美濃焼のラーメン丼鉢が贈呈された。

　一方、安藤は、両番組のタイトルがプリントされたインスタントラーメン２つを、おか持ちごと手渡した。世界に一つずつしかない特注品で、永野は「賞味期限まで取っておいて、最後の晩に食べます！」と笑顔。ラーメン大好きとあって「私、『まんぷく』に出たいです。お客Ａとかで。ラーメンは塩ラーメンがいいですね」と、最近の劇中でよく食している味を指名した。

　「半分―」の制作統括・勝田夏子氏は「最後の最後まで本当に終わるのかというフルスロットルです。最終週はこれまでの総決算」と話し、人気キャラクター・秋風羽織（豊川悦司）らの再登場の可能性には「その辺も含め、お楽しみに」と話した。