泉谷しげる、本気で「福島応援駅弁」プロデュース

　シンガー・ソングライターで俳優の泉谷しげる（７０）が、福島県の復興をテーマにした「泉谷しげる　福島応援駅弁」をプロデュースすることになった。今年の日本列島は西日本豪雨、台風、さらに大阪、北海道での地震など多くの自然災害に見舞われているが、泉谷は「まずは福島から元気にしていく」と意欲を見せている。

　東日本大震災から７年が経ったが、いまだに福島県は生産品の風評被害に悩んでいる。そんな中で、「食と観光をアピールしていくことが復興の醍醐味」と自ら「福島応援駅弁」を提案。同県郡山市に本社を置く駅弁業者・福豆屋の協力も得て自らの名前を冠した特製駅弁をプロデュースすることになった。

　「これは俺の名前だけを貸した、単なる名義貸しの商品じゃない！」と泉谷が言うだけあって、県内の生産地を自ら訪れ味をチェックするなど、食材の選定から弁当のデコレーションまでこだわった。「中途半端な気持ちで取り組むものじゃない。やるからには本気でやらないと気持ちが届かない」と、駅弁の包み紙もデザインするなど、１００％泉谷色を出したものとなっている。

　今回はチャリティーではなく、あくまで「復興をテーマに福島県産の食・観光・産業を全国にアピールする」ことが大きな目的だとしており、「福島県の魅力を駅弁で味わって欲しい」と言う。

　価格など詳細は近日中に発表される予定だ。駅弁は、１０月６、７日に東京・日比谷公園で開催される「鉄道フェスティバル」内での販売を皮切りに、来月中旬から都内の駅弁販売所をはじめ福島駅、郡山駅などにも並ぶ予定だと言う。