平尾昌晃さん相続争いで緊急会見の三男・勇気、3人目の妻・Mさんを「絶対に許さない」

スポーツ報知
父のステージ衣装を着て会見した平尾勇気

 昨年7月に死去した作曲家の平尾昌晃さん(享年79)の遺産などをめぐって、三男で歌手の平尾勇気(37)が、平尾さんの3人目の妻で元マネジャーだった50代のMさんを相手に法的措置を取った問題で、勇気は25日、都内で会見した。

 父のステージ衣装だったというジャケットと、ラインストーンの輝くネクタイを身につけた勇気は、義母にあたるMさんに対し、強烈な不信感を口にした。Mさんに対し、「平尾昌晃音楽事務所」と「エフビーアイプランニング」の社長就任の経緯に不正があったとして職務執行停止を求めて、このほど東京地裁に仮処分命令を申し立て、21日付で受理されている。「絶対に許さない。本当は会いたくもない。考えるだけでイライラする」と怒り心頭の表情。和解についても「無理ですね」とつっぱねた。

 平尾さんは遺言書を作成していなかったが、勇気は、平尾さんが13年11月に遺言を残すべく相談のメールを送っていたことを新事実として公表した。メール入手の経緯などについては「名誉毀損(きそん)に抵触する可能性があるので答えられない」としたが、文面には自身の遺産の2割をチャリティー活動にあてたいという意向や、家族への財産分与を考えていることなどがつづられていた。

 勇気の主張によると現在、正式に分配されているのは、共同相続が決まったJASRACからの著作権料だけ。担当弁護士によると「Mさん側の預貯金や株式に不透明な動きが多く」、勇気自身も内容を把握しないまま、実印を押した書面が10数通あるという。今後は遺産の流れを明らかにするべく、帳簿の開示などを求めていくという。

 次男はMさんと共に取締役に就任しているが、勇気は「きょうだい3人は同じ気持ち。3人仲良くやっていきたい」と強調。「国民の皆さんに相続の危険性を知ってほしいし、父の血を受け継いだ3人が笑って会えるための行動」と力説した。Mさんと3人の息子が直接顔をそろえる株主総会は26日午後4時から都内で行われる。

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