古舘伊知郎氏、27年ぶり連ドラ!「下町ロケット」阿部寛ライバル役

スポーツ報知
過去の池井戸潤原作ドラマの主なライバル役

 フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏(63)が、27年ぶりに連続ドラマに出演することが27日、分かった。10月14日スタートのTBS系「下町ロケット」(日曜・後9時)で、阿部寛(54)演じる主人公の前に立ちはだかるライバル企業の社長役を演じる。

 15年に第1シリーズが放送され、続編となる「下町―」はものづくりに情熱を傾ける町工場「佃製作所」の挑戦を描いた作品。古舘が演じるのは「安さは一流、技術は二流」という、佃とは真逆の理念を抱えた「ダイダロス」の社長・重田登志行。第1話から不気味な登場を果たし、後半では佃航平(阿部)に“最大の敵”として対峙(たいじ)し、重田の抱える闇も明らかになっていく。

 連ドラ出演は91年のNHK連続テレビ小説「君の名は」で詩人役を演じて以来27年ぶり。前作もリアルタイムで視聴していたといい、男たちのドラマと、元NHKアナ・松平定知氏(73)のナレーションのとりこになった。「人間の喜怒哀楽や恨みといった感情の表現を(「下町」チームの)団体競技のなかで担当させていただけるのは喜び」と語る。自由自在な“しゃべり”を封印しての演技に「ジャンル外へのときめきはあります。一切予測がつかない。この年になって改めて勉強をさせていただける」と初心に帰った様子だ。

 強烈な過去をきっかけに、佃と相反する思想を持つようになっていく重田役。「重田も、本質に佃プライドのようなものを持っていないと戦えない。亡き父や母や姉から聞いてきた人生の一端がよみがえってきて、それが参考になっている」と語る。阿部とのライバル関係においても「信頼感がなくしてケンカできません。長州力と藤波辰爾の『名勝負数え歌』の関係性のようになっていければ」とプロレスにたとえて力を込めた。

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